あなたへの想い

約束の月曜日…

待ち合わせの時間は３時半。
この日は、数分遅れただけだった
わたしが待ってた場所より随分先で停車したので、走って車に向かった。
今日もわたしは「ナビ」…
でも高速の入口がうまく見つからず、反対車線にあった入口に向かい、
強引にＵターンした
間もなく、反対車線に車がやってきたけど待ってくれてた。
クラクション鳴らされるかなって思ったけど、優しい人で良かった

しばらく高速の道…
お天気が良くて、外は眩しかった
目的のショッピングモールの少し手前の出口で高速を降りた。
お盆休みの終わり近く…少し渋滞…
だけど、彼の子供の頃の遊びの話を聞けたり…楽しかった。
でも、やっぱりかなり世代の違いを感じてた。
私が成人式の頃でも、彼はまだ小学生ですもの

沿道に向日葵の花…
“日に向かって咲く花”なのに、やっぱ暑すぎ？太陽に背を向けて立ってた

海の近くのショッピングモールには、夕方頃に着いた。
かなり大きくて、時間足りるかな？って思った。

まず最初に生活雑貨のお店に入った。
彼はグラスが欲しいと言ってて、可愛い魚のイラストの描かれた
グラスセットが気に入ったみたい。
色んなものがあって、彼と話しながら見てるだけでも楽しかった。

それから、彼がＴシャツを買いたいと言うのでメンズショップへ…
わたしも一緒になって、良さげ？なのを探してた。すると、

「シャツも欲しいんだけど、選んでくれたのにするよ」

と…
へっ！？わたしが選んだのを買うの？
ちょっと焦った
だって、全然お洒落じゃないし…好みも分からないし
でも、そう言われたこと、ちょっと嬉しかった

最初、赤が好きじゃないと言ったので、ピンクのチェックのシャツで探してみた。
可愛いな～と思いながら物色してたけど、赤の方がハッキリした印象に思えてきて
他の色も見てたけど、「赤も良いんじゃない？」って感じになって…
最終的に、綺麗な赤のチェックのシャツに決定

でも本当に納得してるのかなぁ…とちょっと不安…
無理矢理だったのかな
でも赤が似合いそうだったから…

それから、また他の店でもＴシャツ買ったり、サンダル買ったり…
あんまり悩まず、どんどん買い物するので楽しかった。
私だったら、悩んで悩んで…やめちゃうこともあるから

買い物を一通り終えて、煙草を吸いに外に出たら、もう日が落ちて暗くなってた。
ベンチに座って少し話したあと、海の方に行ってみることにした。
海に近付いて行くと、建物の影から大きな橋が現れた。
橋に電飾がしてあって、橋の形が浮かんでた。
とても綺麗だった。
足元は海…黒くて、波の動きが少し怖かった…吸い込まれそうな感じがして…

二人で並んで、しばらく橋を眺めてた。
帰省から戻る車のライトも見えてた。少し渋滞してる感じ…

ずっと眺めてたかった…
けど、お腹も空いてきたので、ご飯を食べに行くことにした

また、随分悩んでやっと入ったレストラン。
大きなガラスで、さっきまで見てた橋も見える。
わたしに、橋が見やすい方の席に座らせてくれた。

もうレストランも閉まる時間…
ショッピングモールを出、彼が行こうと言ってくれてた展望台へ向かうことにした。