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2006年10月06日
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カテゴリ:つれづれ
数日前に【涙そうそう】を観ました。

その内の2話をご紹介します。

(涙が止まらなくて、2話だけ観てリタイヤしました。)


【第1話】

両親が離婚して、母と暮らしていたA子さん。

ところが、或る日、A子さんを母が保育園に迎えに行くと、

既に父が迎えに来て、自分と後妻の住む家に連れて帰ってしまったのです。

A子さんを返してくれるように頼む母。

でも二人は、

『去年、子供を流産したんです。

 もう私達は子供を作りません。

 だから、この子を我が子として可愛がります。』

と言ったのです。

こうして、A子さんが、父と継母と暮らすようになったのは2歳のことでした。


ところが、数年後、継母に子供ができました。

それから継母のA子さんに対する態度は急変しました。

A子さんを虐待し始めたのです。

暴力をふるう事もしばしばでした。

そして、A子さんは継母の実家に一時、預けられる事になったのです。


その家の人達は、お爺ちゃん(継母の父親だと思います)を初め、良い人達で、

A子さんは初めての幸せを感じていました。

或る年の正月、親戚一同が集まり・・・

その中には、継母も、継母が産んだB子ちゃんもいました。

『B子ちゃんが一番、美人になる。

 B子ちゃんが一番、幸せになる。』

と口々にB子ちゃんを褒める親戚。

すると、お爺ちゃんが

『A子や!

 A子が一番、幸せになる。

 苦労した者が一番、幸せになるんや。』

と言ったのでした。

A子さんが生まれて初めて、自分を認めてもらった瞬間でした。

でも、その幸せは続かず、

A子さんは継母と父の住む家に戻らなければなりませんでした。


継母と暮らすようになって、また虐待が始まりました。

そして、その数年後、継母は、B子ちゃんだけを連れて、

他の男性の所へ行ってしまったのでした。

その時、A子さんに、初めて父親が明かした事実。

『あの人は継母だったんだ・・・』


A子さんは、結婚して二人の子供に恵まれ幸せになりました。

その子供達を連れて、お爺ちゃんに会いに行ったのです。

幸せになったら、お爺ちゃんに会いに行こうと決めていたのです。

『お爺ちゃん、私A子よ。幸せになったのよ。』

と。

お爺ちゃんは、

『A子か。幸せになったんか。そうか・・・

 でも、お前は、もっともっと・・・幸せになれ。』



A子さんは継母を恨んではいないそうです。

『一度は母と呼んだ人だから。

 お爺ちゃんに会わせてくれた人だから。』





さて、皆さんは、この継母が酷い人だと思われましたか?


確かに、A子さんに対する虐待は酷かったのですが、

私の個人な考えで言うと、

この話の中で、誰が一番、腹が立ったかというと、

父親なんです。


継母がA子さんを虐待しているなら、何故、実母に返さない?

継母の虐待を何故、止められない?


継母は妊娠、出産、育児でナーバスになっていた筈。

それを父親が癒してあげなかったから、

そのストレスの矛先がA子さんに向かったのではないでしょうか。


結果的に、A子さんの事も、A子さんの実母も、継母も、

不幸にした張本人のような気がするんです。


ゴメンナサイ。

自分の過去とオーバーラップして、かなり入り込んで観てましたから^^;



長くなったので、第2話は次のページへ。

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最終更新日  2006年10月06日 12時16分54秒
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