ちょっといい女

私が幼い頃、家の前に小川がありました。

その小川を覗くと小さな花が咲いていました。


『あの花取れる？』

と悪魔の囁き・・・いえ、姉が言ったのです。


チャレンジャーの私が手を伸ばすと・・・


まっ逆さ～まに～♪落ちてDesire♪



今は亡き母が裸足で家から飛び出してきて川へ飛び込み、

私を救い上げてくれたんです。


その時、

母の足の裏にはザックリとガラスの破片が刺さりました。

その傷は、母がいなくなる日まで残っていました。


そう・・・私は母に命を助けてもらったんです。


母は、車酔いはしたし、

父の暴力に、いつも泣いていたし、

内気で気弱な大和撫子だったんです。


そんな母が命懸けで助けてくれた私の命。


私は母を助けてあげられなかったけど・・・


私が母にしてあげられる事って、今更何もないんです。




何度も辛くて死にたいと思ったけど、

母が命懸けで助けてくれたからか、

死ねなかった・・・


きっと、あの世で母が、

『命懸けで助けたのに、何で命を粗末にするの！』

と自分の事は棚に上げ、言ってるのかも？




だから、生き地獄を今まで、ずっと味わいながら生きてきました。

まぁ・・・最近は感覚が麻痺したからか、

辛い事が起きても動じなくなりましたわ（＾＾；


でも、そのお陰で、ブログも始められたし、

ブログを始めたお陰で、大切な友達ができたし、

大切な友達ができたお陰で、生きる希望ができたし・・・

そうすると、正に幸福の連鎖。




私が唯一できる事って、生きる事なのかも知れません。




生きるのが苦しいと思っている貴方へ

堂々巡りをしていると見つけられないけど、

視点を全く変えてみると、ひょっこり意外な所で出口を見つけるもの。


できる事から・・・


晴れた日には窓を開けてみるとか。

一瞬ヒヤッとして目が覚めます。

澱んだ空気を入れ替えます。


雨の日には整理整頓をしてみるとか。

忘れていた良い物を見つけるかも！


貴方が早く出口を見つけられますように・・・




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