ちょっといっぷく

2006/11/25(土)22:40

『明日の記憶』/荻原浩

本の話(48)

特養にて、義母と散策。 今日は風が強くて少し冷えました。 敷地内の木々もだんだん色が変わってきました。 そろそろ日中の散歩は無理になるかな。 11月25日 土曜日 くもり時々晴れ 先日までネット落ちしている間に、 ちょこちょこと本を読んでいました。 QEDシリーズは第6弾の「竹取伝説」まで、 図書館で借りた本では、「日暮らし」「明日の記憶」など 島田荘司先生の新シリーズ「犬坊里美の冒険」なども面白かったです。 その中でも特に印象深かったのが、『明日の記憶』 映画にもなっている、有名なベストセラー小説ですが、 やっと図書館の順番がまわってきて読むことができました。 若年性アルツハイマーになってしまった主人公の言動に、 最初は、他人事のようにハラハラしながら読み進んでいたのですが、 途中から、すっかり主人公に感情移入してしまい、 主人公と一緒に、もどかしい思いをしていました。(笑) 最後の2ページで、うっかり涙がこぼれてしまったのですが、 この涙の原因が一体何なのか、今もよくわからないままです。 主人公の境遇に同情して悲しんだ涙でないことだけは確かです。 なかなかに重い結末ではありましたが、 不思議と、読後感は良かったです。 このあたりが、ベストセラーになる所以なのでしょうか。 久しぶりに、ジ~ンと心に響いた小説でした。  『明日の記憶』

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る