箱庭

2009/07/12(日)16:08

サイバー戦

コラム(733)

韓国へサイバー攻撃 大統領府サイトなど被害  【ソウル=尾島島雄】韓国の青瓦台(大統領府)や国防省、国会、銀行、一部大手新聞社などのインターネットサイトが7日夕から夜にかけて大規模なサイバー攻撃を受け、4時間以上にわたって接続障害が発生していたことが分かった。業務や決済に大きな影響は出ていないもようだが、青瓦台など一部は8日午前も接続できない状態が続いた。韓国メディアによると、中国や北朝鮮のハッカーによる可能性が浮上しており国家情報院が詳しく調べている。  韓国で国家機関や重要サイトが同時多発的にサイバー攻撃を受けたのは初めて。聯合ニュースによると攻撃は7日午後6時から始まり、多数のパソコンから攻撃対象のサーバーに対して一斉に大量データを送りつける「DDoS」と呼ばれる攻撃を受けた。サーバーに大きな負荷がかかり、サービスを正常に提供できなくなるという。  韓国ポータル最大手ネイバーの電子メールも一時、接続が困難になり、市民生活にも影響を及ぼした。韓国から米ホワイトハウスや国務省などのサイトへの接続にも支障が出た。 2009/07/08 12:01 NIKKEI NET ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― サイバー攻撃、北朝鮮が命令と韓国当局者  【ソウル=前田泰広】韓国政府当局者は11日、韓国の政府機関などに対して行われた大規模なサイバー攻撃に関連して、北朝鮮当局がハッカー組織に韓国の通信網を破壊するよう命令していたと明らかにした。  韓国側は6月、こうした情報を入手し、警戒していたという。当局者によると、命令を受けたのはハッカー部隊の「110号研究所」。  韓国側はこの命令などを根拠として、攻撃が北朝鮮か親北朝鮮勢力によって行われたと推定している。  韓国の情報当局は、北朝鮮が韓国に対して過去に行ったサイバー攻撃で使用されたインターネット上のアドレスと今回の攻撃で使われた19か国、92か所のアドレスが一致するかどうか調べているという。  朝鮮日報は11日、北朝鮮のハッカー要員1人のアドレスが今回の攻撃で使われたことが判明したと報じた。同紙などによると、北朝鮮のハッカーは、「国家安全保衛部」工作員が運営する中国の北京や瀋陽の拠点で活動しているとされる。 (2009年7月11日14時35分 読売新聞) YOMIURI ONLINE 紙面上でもネット上でも韓国や米国に対するサイバー攻撃に関し、噂とも憶測ともつかない様々な情報が飛び交っている。これも情報戦の一環だ。そして、北朝鮮が背後にいるのはほぼ間違いないだろう。もしそうでなくても普段の行いからして疑われて当然である。 ただその場合、何が目的だったのかを考えなければなるまい。ぱっと考えられるのは、「米韓のサイバー戦に対する防御力を確認する」だろうか。サイバー戦については常時行われている可能性は高く、それらから耐性を推察する事は出来ただろう。しかし、現実にどれだけの負荷を加えれば、米韓がどの様な対抗策を出して来るかを確認したかったのではないか、根拠なしの推察ではあるが。 それにしても、米韓にだけやって日本はどうだったのか、という情報が流れないのが少し不自然に映る。カバーの多い情報戦だけに、推察交じりの言葉を発するしかない。 「今回の一件は氷山の一角だろう」 と思った方はクリックお願いします↓↓ 以上。

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