箱庭

1959年1月1日


「あーよく寝た」


「めちゃくちゃ日付飛んでますけど・・・」


「この3年間目立ったイベントがなかったんだよ・・・」


「確かに、SSが全くありませんね・・・」


「・・・で、ここまで待って得たものは？」


「対独戦の準備が整いました」


「笑うこととかけまして？」


「お祭り野郎と・・・違います」


「で、ついにヒトラーを打倒する時がきたか」


「では・・・国力と兵力を見てみます」

国力


陸軍兵力


海軍兵力


空軍兵力



「ご覧の通り、資源や物資の備蓄は充分。兵力も陸海空軍揃って増強されています」


「つっても守備隊、輸送艦、ロケットで膨張させてるだけだろ・・・」


「それは言ってはダメです。まぁ、実質的に2位ということで・・・」


「他、SSに残ってない部分で変更点はあるか？」


「当初、フランス南部は対独戦開戦後放棄し、ピレネー山脈の要塞戦に引き篭もる予定でしたが・・・守備隊が余ったので独伊との国境線に配備して防衛線を張り、南部を起点にして機甲軍団を投入し、同地方の海岸線に貼り付いている枢軸軍を包囲殲滅で削る戦略に変更しました」


「インドでの決戦はやめるのか？」


「インドからの攻撃が主攻であることに変更はありません。ただ、この情勢に至ってもドイツはインド、中央アジア方面に兵力を送ってきません。ということは海岸線沿いにタワーができています。これらはアレで『処理』しますので弱体化は必至、多少兵力を削っても問題ないかと」


「なるほど。それで、我々はインド、欧州、中央アジアの3方面から侵攻するわけか」


「そして・・・アレによる大花火大会が見れますよ」


「アレを開発して必要数揃えるために10年以上対独戦を控えていたのだ。たっぷり味わってもらおうではないか」


「・・・しかし、本当にアレを使う必要があるんですか？」


「あるさ」


「正直、気は進みませんが・・・」


「岡田よ・・・。標的は枢軸国だけではない」


「と言いますと？」


「破壊するのは・・・欧州という文明そのものだ」


「またそんな中二的な・・・」


「何とでも言え。・・・まぁ対独戦後は欧州大陸諸国には衰弱死してもらうってだけさ」


「・・・鬼ですか」


「2度の大戦で欧州諸国は大きく衰退したし、一部は取り込んだ。だがその他の地域が一致団結し、日米に挑んでくるようなことは絶対にあってはならんのだ」


「・・・ほんと、世界は地獄だぜ」


「フゥーハハハ！」


続く。

HoI2集

大日本帝国AAR2