306152 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

アナログ調査人のつぶやき

アナログ調査人のつぶやき

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

フリーページ

カレンダー

コメント新着

アナログ調査人@ Re[1]:結局無理でした…(01/14) >スターあっとさん メールに添付する形で…
スターあっと@ Re:結局無理でした…(01/14) 18日(木)より、自宅から最寄りの新石切駅…
アナログ調査人@ Re[1]:取材成果(06/18) 青山町もですか? 先日の取材の際、車内…
スターあっと@ Re:取材成果(06/18) 青山町もトイレが洋式化されたとの情報が…
スターあっと@ Re:取り敢えずひと段落(05/21) ツイッターの投稿の情報より、松塚駅も簡…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

vs-mode

vs-mode

お気に入りブログ

価格・商品・性能比較 MOMO0623さん
PSレガイア伝説攻略… PSレガイア伝説攻略ブログさん

ニューストピックス

2019年05月19日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
先週予告した通り、四半世紀以上前のフィルムを利用して更新のタマを稼ぎ始めた。消滅便所ページのトップ画像に採用したのは、廃止半年ほど前に撮影した野上電気鉄道のそれである。海南駅に併設されていた「国鉄連絡口駅」で撮影したもので、当時すでに国鉄がJRになったにも関わらずに「国鉄」のままになっていたあたりに、懐事情の凄まじいまでの厳しさを垣間見せていた。

今は、JR海南駅も高架化の上で私鉄のような退避駅になり(地上駅時代は2面3線だった)、ダイヤの自由度が増した上に特急の停車列車も増えた事でビジネス需要が増えている。野上電気鉄道がJRの高架化まで踏ん張れていれば、もしかしたらそのビジネス需要のお零れぐらいは拾えたかもしれないが、あのザル経営ではどうしようもなかっただろう。

当時1往復乗車したが、当時学生時代のまだ不足していた知識であっても「こりゃアカンわ」と痛感させるには十分過ぎる惨状だった。線路はボロボロだったし、車輛もどう贔屓目に見てもすでに限界近い状態になっていたし、駅設備もよく壊れなかったなと思わせるほど荒れていた。速度もバイクに抜かれるほど遅く、これで乗客を増やせるはずがなかった。

乗車した元富山地鉄の10型も、貧弱な電力事情と急勾配が続く野上電気鉄道では苦しい走りだった。小型車両だったので日中の閑散期に適していたと言えなくもないが、足回りぐらいは吊掛式なりにもうちょっとどうにかならなかったのかと思う。あの勾配路線で50kw程度の低馬力では、幾らなんでも負担が大き過ぎである。

だからこそ、晩年に水間鉄道で廃車になった501型(これとて元南海で戦前生まれ)を譲り受けたのだが、線内の鉄橋を渡れないという「事前に調べとけよ」と突っ込みたくなる馬鹿げた理由で使えず、結局ポイ捨てになってしまった。ただ、10型の足回りとして再利用するとかの手はあったはずである。10型は野上電気鉄道で一番の軽量だったので、足回りを取り換えても許容重量に収められたのである。

もしくは、経営が危なくなる前に当時生産され始めていた軽快電車からステップを無くしたような車両を投入する手もあった。あくまで一例だが、今も阪堺で主力になっている701型は19tなので例の重量制限も軽くクリア出来る。狭軌だったのでそのままでは使えないが、単純出力で言えば30kw×4個モーターなので10型と比べてもトータルの出力に大差は無く、それでいて性能は段違いで冷房付きである。

まあ、今となっては何の意味も無い妄想である。ただ、ある意味野上電気鉄道の大惨状の末の廃止は他社に「典型的悪い見本」として、他山の石としてもらえたのが幸いだったかもしれない。補助金を全部運営資金に回し、設備改善にろくに使わなかったのだから改善されるわけもないわけで、こんな経営を真似したらダメだろう。

今回の画像公開の際、ふとそんな事を考えたのである。さて、今日のオークスはエールヴォアとメイショウショウブに頑張ってもらおう。…うん、特に後者が無茶筋の狙いだとは分かっている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019年05月19日 13時04分56秒
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。



© Rakuten Group, Inc.