いきなり兵庫へ
今週に入って、急に神戸市営地下鉄の駅トイレの更新が相次いでいる。これは、金券ショップで偶々神戸電鉄の株主優待乗車券が、期限切れ寸前の為に500円という安価で売られていたのを見つけて急遽購入して、他鉄道を巻き込んだ大回り乗車風味の1周乗車をしたからである。具体的には、大阪→JR三田→神鉄三田→湊川→神戸市交湊川公園→三宮→阪急三宮→梅田という経路である。なので、当然神戸市営地下鉄だけでなく神戸電鉄も一部の駅の再取材を行っており、序に阪急宝塚駅の再取材もタイミング良く出来た。そして、この1周乗車で神戸市営地下鉄の各駅のトイレ改修が急速に進んでいる事も分かった。大改修された三宮駅は勿論の事、他の駅でも和式→洋式化とウォシュレット設置が進められており、近年中に北神線を含めたメインの路線のトイレは全てウォシュレットが設置されるだろう。なので、今年中に神戸市営地下鉄各駅のトイレの再取材を行おうと思う。大阪府内を除けば、比較的行き易い所なので時間に余裕を持って取材に行けるのもメリットであるし、西神中央寄りを除けば地下線なので仮にゲリラ豪雨に見舞われても停電にならない限り、少なくとも都心寄りでは運行に支障しないのも強い。ただし、インバウンド客も多いのでどこまで撮影出来るかは未知数である。それにしても、久しぶりに神戸電鉄に乗車したが乗客数の減少が字面以上に激しい事を痛感した。これではワンマン化されるのも道理で、急勾配路線なので他鉄道の中古車を導入して低コスト化…なんて事は出来ない。南海2000系なら行けると思われそうだが、神戸電鉄は車体幅2700mmが基本で南海2000系は2730mmと若干幅広なので、施設の改良無しでは導入出来ない。比較的安泰とされる三田線とて、乗車した時の感覚で言えば岡場以東がなかなかに苦しい様に思える。三田寄りではJR線へのフィーダー輸送をしているが、最高速度の80km/hどころか70km/hも満足に出せない有様では、道路の整備状態も良い事からJR三田まで車で行こうとするのが人情というものであって、15分間隔運転というフリークエンシーダイヤでもどうにもならない。実際、性能的にも50km/h前後の速度で連続して走行する事を前提にしている様で、南海高野線山岳区間にも引けを取らない勾配区間が連続している事を考えると仕方が無い面もあるが、それ故に60km/h以上の速度域ではじれったく思える程に加速が鈍い。もっとも、製造コストを下げる為に編成中に付随車が連結されている事も、加速がジリジリになる要因とも言える。こうなると、旧来の車両の様に全電動車にした上で登攀性能を維持向上しつつ、高速性能も上げないといけないと思う。なので、個人的には南海2300系(かその後継車)と足回りは共用した方が良いと考えている。そうすれば、45‰という急勾配でも現行の50km/hから60km/h位に速度向上が出来るし、最高速度も90km/h位まで引き上げられる。高野線急勾配区間用の車両は、よく書物で「50‰区間では30km/hで上り下りしている」と紹介されるので、その位の速度しか出せないと誤解されがちだが実際は半径約100mの急カーブによるもので、緩いカーブでは遅延時にATSの照査速度ギリギリの39km/hまで出しており、この速度域では加速度3,1km/h/sの定加速領域の範囲内なので加速余力は十分ある。高野線と神戸電鉄で足回りを共用すれば、お互い少数派なので合計する事で製造コストの低減が見込める様になるし、お互いの車体構造を反映させ合う事も可能になる。神戸電鉄の方が若干車体幅は狭いが、悲しいかな高野線山岳区間の乗客数はインバウンド客頼みの状態で、通常の乗客は誤魔化しようが無い位に減少しているので、大勢に影響が無いのである。丁度、高師浜線で近年中に監視員が乗務するだけの自動運転を予定しており、これが実施されると2000系に余剰が発生する。この際に、足回りを一旦外して神戸電鉄に貸し出して試しに共用可能かどうかをテストしてみれば良い。勿論、抑速制動のセッティングを神戸電鉄仕様に調整する必要はあるが、インバーター車なので比較的容易である。そういった事を考えた1周乗車だった。