~手術日当日~7月26日とうとう手術の日が来た。 6時、昨夜に続き2度目の浣腸、朝食、昼食抜き、9時からは点滴も始まる。 夫、母、母の友達、夫の父、叔母、従兄弟が来てくれた。 1時30分筋肉注射、1時45分ストレッチャーに乗って手術室へ。 腰だか背中に麻酔を打たれる。・・・ 後の事は、麻酔から覚めるまで全く覚えていない。 意識が戻ると、猛烈な痛みと、寒さが同時にきた。 痛み止めの注射3本を5時間おきに打って貰う。 しかし3時間くらいしか効かず、あとの2時間はただひたすら痛みに堪えた。 痛みの中で、ようやく夜が明ける。 この日の事は、今思い出しても恐ろしいくらい痛さとの戦いだった。 自分では全く覚えていないのだが、帰らないで・・・と言ったらしい・・・ 夫も母も思わず涙ぐんでしまうほど、かわいそうだったと言っていた。 私の意識が無い間、先生に呼ばれて手術の報告があったらしい。 取り除いた腫瘍を見せられ、S字結腸と癒着していたため、 はがすのに少し手間取った事、その時腫瘍が破れてしまった為、 腸を一度外に出して、生理食塩水で、3度きれいに中を洗ったと言う事だった。 そのためか、腸の癒着があるらしく、今でも時々お腹が痛くなり、 痛み止めの薬とホカロンは手放せない。 そして目で見た限りでは、腫瘍は左側だけのようだし、 今後妊娠の可能性を残すために、右側の卵巣は検査に出すために 少しだけ取って後は残したなどの説明があった。 また、出血も少なかったので輸血はしないですんだ。 取った腫瘍の病理検査の結果によって、今後の抗がん剤の回数が決まるらしい。 |