~長い入院生活~その2第一回 抗がん剤治療 8月10日~15日抗がん剤投与の方法は、点滴の中に一日に一度入れられる。 しかしとても強い薬なので、腎臓の負担を少なくするため 生理食塩水や吐き気止めを大量に点滴の中に入れるという事だ。 その後副作用で白血球が下がるので、 その回復のため、3週間待たなければならないらしい。 それを1サイクルとして、3サイクル受ける予定。 腕には点滴の管、下にはおしっこの管を入れられ、 まるで縛られたみたいで、身動きがとれず辛かった。 とにかく不安で不安で、イライラした気持を すべて主人にぶつけてしまった。 吐き気、嘔吐、食欲不振、そのうえ精神的なダメージも大きく 本当に辛い6日間だった。 その間は食事もほとんど取れず、夜も眠れない事が多く、 もちろんお風呂には入れないし、一日に1回 トイレに起きるくらいで、ベットの中で、じーっと時が過ぎるのを待った。 腎臓への負担を知るため、点滴が始まった日から、 退院する日まで尿をコップに取って袋に入れ、 量らなければならず、面倒で嫌になってしまった。 何も考えないでトイレに行ける事は ありがたいことなのだという事を初めて知った。 |