楽しい生活、今がスタート！

いよいよ、新学期
学校などで、読み聞かせがスタートする季節となりました。 

ジョン･バーニンガムの絵本は、どれも大好き！

徹底的に子供の味方であり、子供を心から愛しているのが、
１ページ１ページに表れているからです。

中でも、「これ知ってる！」と言いながら、
毎回こどもたちが、瞳を輝かせて見てくれるこの絵本は凄い！
幼児でも小学生（低学年くらいかな）でも、OKです。
とにかく、絵本を通して子供と対話できるのが面白い。

「ねえ、どれが　いい？」

と、絵本をめくりながらみんなに問い掛けていく。

例えば･･・こんなページ

「ねえ、どれが　いい？」

「へびに　まかれるのと、」
「魚に　のまれるのと、」
「わにに　食べられるのと、」
「さいに　つぶされるのとさ。」

またこの絵が傑作で、どれも嫌に決まってるのに、選択が皆に迫られるわけです。

こどもたちは、キャーキャー大騒ぎ。教室騒然。

「どれもいや！！」「おれ、さかな！」「しんじゃうよ～！」
「いたいから、いや！」「やだ、やだ、やだ！」

さっと読んじゃうと５分とかからないような絵本ですが、
私は１５分の読み聞かせにこれ１冊持っていき、
たっぷりみんなと楽しんでしまいます。

ジョン･バーニンガムの他の作品には、

「ガンピーさんの　ふなあそび」「ガンピーさんの　ドライブ」など、
子供心のわかったガンピーさんという大人が登場する温かい本もあれば、

「ショッピング･バスケット」「なみにきをつけて、シャーリー」
「もう、おふろからあがったら、シャーリー」のように、
全く子供の気持ちを理解しない親が登場するもの、

「いつもちこくの　おとこのこ　―パトリック･ノーマン･マクヘネシー」は
強烈で、信頼のおけない先生を描いたお話。

「クリスマスの　おくりもの」のように、ハービー･スラム･ヘンバーガーという、
遠い山の天辺に住む男の子にプレゼントを渡し忘れて、奮闘するサンタクロースのお話。

「いっしょに　きしゃに　のせてって！」「地球という　すてきな星」のように、
環境保護について考えさせられる本。

「ずどんといっぱつ　すていぬシンプ　だいかつやく」
「はたらくうまのランバートと　市長さんのはなし」などのように、
動物と人間の友情を描いたもの。

「くもの　こどもたち」「旅するベッド」のように、メルヘンティックなお話。

「おじいちゃん」のように、おじいちゃんを大好きな孫と、おじいちゃんとの日々を描いた、
あったかくて切ないお話。

 数え上げたらきりがありません。まだまだ、楽しい作品がたくさんあります！