まさに今、葉桜の季節。
mitsumame0182さんが、最近買われた本として紹介されていたので、
タイトルに惹かれて読んでみた。
歌野正午の作品を読むのは今回が初めてだ。
ミステリー小説である。
葉桜の季節に君を想うということ
主人公は、女好きの独身男成瀬将虎。
ガードマンもやれば、パソコンの講師、テレビのエキストラもやる、
自称「何でもやってやろう屋」だ。
フィットネスクラブに通い、体調管理も怠らない。
同じクラブで知り合った、高校生のキヨシに持ちかけられた頼み事をきっかけに、
霊感商法まがいの、ある事件に巻き込まれる。
成瀬は、元探偵だったため、その事件について調べる事になったのだ。
ある日地下鉄のホームで、衝撃的な出会いをする麻宮さくらと、
成瀬は親しくなっていくのだが・・・
この作品は、ストーリーを話してしまうと、全く面白くなくなるので、
これ以上は語れない・・・!
しかし、終盤の、大どんでん返しに、どっひゃー!!である。
こういうトリックは、初めての経験だったので、たまげてしまった!
思わず最初から、飛ばし読みではあるが、読み返したほどだ。
私のごく個人的な見方では、締め括りにスッキリしないものも残ったが、
仕掛けが面白かったから、それも帳消か。
最後まで読むと、タイトルの意味も明らかになる。