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2006/12/05(火)17:48

‘明日へのチケット’

映画(12)

今日は、すごく楽しみにしてい友達とのランチが、友達の体調が優れず無しになってしまった。 ここのところ私は心身ともに疲れ気味で、 仲のよい友達とおしゃべりしてエネルギーを充電しようと思っていただけに、 それが出来なくなり、自分でも信じられないくらい落ち込んでしまった。 心にポッカリ穴があいた・・・という言葉はこういうときに使うのだと分かった。 このまま1日ぼんやり過ごすと、とんでもなく自分がダメになりそうな気がした。 何か、有意義に過ごそう! かといって、読書はしたくない。 あれほど読んでいた本も、最近はさっぱり読む気がしない。 そうだ、映画だ! 映画を観に行こう! そう思い立つとワクワクしてきた。 インターネットで、今何が上演されているか調べてみた。 観たいのは、今流行のハリウッド映画でも話題の邦画でもない。 出来るだけ地味で、ほのぼのとした人間ドラマだ。 出来ればヨーロッパ映画がよい。 すると、目に付いた映画が、‘明日へのチケット’・・・いいタイトルだ! しかもイギリス・イタリア合作映画。 これしかない! 1人で映画館に足を運ぶのは10数年ぶりだった。 それだけで、新鮮な気持になり、解き放たれた気がした。 映画は・・・正に私の求めていたものだった。 特にすごい事件が起こるわけでもないが、人間の心の機微が丁寧に描かれている。 監督はエルマンノ・オルミ(イタリア)、アッバス・キアロスタミ(イラン)、 ケン・ローチ(イギリス)の3巨匠で、 3つのエピソードがそれぞれの監督によって手がけられている。 その3つの物語が巧みにつながっており、1つの人間ドラマとなっている。 舞台は、ローマに向う国際列車の中。 登場人物は、さまざまな人種、さまざまな階級の人々。 映画の中でいろいろな人の心に触れることができ、終わる頃には胸が熱くなった。 映画館から出ると、なぜか景色がいつもと違って見えるのは不思議だ。 そして、当然のことながら映画を観て英気を養われた私は、大満足なのである。 明日から、また元気を出して頑張ろう! 友達にも、早く元気になってもらいたいな。

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