はい、変ですね
In Deepさんブログにきっちりした数字が出ていて解りやすったのでお借りしました。以下に一部コピペさせて頂きます。投稿日:2020年11月26日もはや「命」は守られていない今日のニュースを見ていましたら「新型コロナ分科会「今後3週間で集中して対策を」」なんてものがありまして、またも緊急事態宣言に近いようなことでも始めるのか何か知りませんけれども、何をやっても無駄であるばかりではなく、マイナス面が拡大するだけですよ、ということを少し書きたいと思います。今から「 3週間後」といえば、気温が下がっていくときで、以下の記事で取り上げましたように、そのような時期からこそコロナウイルスの感染事例は増えていくものであり、現実、今も気温の低下と比例して増え続けていることを見てもわかりますが、その 3週間後あたりから、「感染確認数が今より増えることはあっても減ることはない」はずです。何をどうやっても。感染の増加を「数」だけで見ていると社会は終わる : コロナウイルスの感染事例は「正確に気温と反比例する」ことを米ゴールドマンサックスが解析。年明けまでに現在の何倍にも増加する可能性投稿日:2020年11月15日まったく同じグラフを示すことはないにしても、新型コロナウイルスも同じコロナウイルスである以上は、ある程度は「似た曲線」を描くはずです。ということは、「今から 3週間後あたりから本格的に感染事例が増え始める」と考えられる部分があります。仮にそうなった場合、「また 3週間延長」「再度 3週間延長」「さらに 3週間延長」という状態が春まで続く可能性だってあるわけです。まして、今季の冬はラニーニャの影響などで寒くなる可能性が高く、気象庁は、11月25日に「 2月までの 3ヶ月予報」を発表していますが、以下のような予想です。・12月 師走らしい寒さに・1月 西まわりで寒気が流れ込む・2月 寒い日多くこのようになっていまして、寒波の程度はわからないですが、暖かい冬になる可能性は非常に低いと言えそうなんです。コロナウイルス大流行の分岐点である「 7℃」とか「 2℃」という気温を下回る日は、東日本ならどこでも見出される可能性があります。つまり、自粛要請とか緊急事態宣言とか、そんなことをしても押さえ込めないですし、それは強行な対策を進めているアメリカやヨーロッパで「まったく効果が出ていない」ことを見ていてわかるはずなのですが。日本までもが、これ以上、自国の社会を混乱させてどうする……と。確か、最初の「対策」の建前が「命を守る」というものだったはずですが、たとえば、以下の数値の比較をご覧下さい。今年、日本で新型コロナウイルスで亡くなった方の数は NHK によると、2,049人だそうですが、以下は、今年の日本での自死数です。数字は警察庁の資料によります。2020年の日本の自死数 (1-10月)1月 1,680人2月 1,450人3月 1,748人4月 1,495人5月 1,575人6月 1,561人7月 1,840人8月 1,889人9月 1,828人10月 2,153人2020年10月までの日本の自死総数 1万7,219人7月から自死の数が加速していることがおわかりかと思います。数字を並べてみますと、実質的な日数は多少ちがいますが、・2020年の新型コロナウイルスでの死者数 2,049人・2020年の日本国内での自死者数 1万7,219人となります。先月 10月に月間としての今年最大の自死数を記録しましたが、また緊急事態や自粛要請が続いていけば、この数値はさらにどんどんと上がっていく。経済的な問題だけではなく、あらゆる側面で人々は疲弊していまして、メンタルの限界に多くの人たちが近づいている可能性があります。ちなみに、この新型コロナウイルスでの「 2,036人」という死者数ですが、毎年の日本の「死因」と比較して、「なぜ、こんなに大騒ぎにならなければならないのか」ということも思います。以下は、厚生労働省の資料の「 2019年の上位 10位の死因とその人数」です。日本の2019年の主要な死因1位 ガン 37万3,547人2位 心疾患 20万8,210人3位 老衰 10万9,606人4位 脳血管疾患 10万8,165人5位 肺炎 9万4,654人6位 不慮の事故 4万1,213人7位 誤嚥性肺炎 3万8,462人8位 腎不全 2万6,080人9位 認知症 2万526人10位 自殺 2万32人全死者数 136万2,482人新型コロナウイルスの死者数 2,036人日本では、毎年、病気だけで 120万人くらいが亡くなっているんです。そして、今年は新型コロナウイルス対策による「過剰死」が数多く発生していると思われます。以前、春の段階のイギリスで「コロナ以外の死因の過剰死が起きている」ことを、イギリス国家統計局の数値からお伝えしたことがあります。「ロックダウンという名の虐殺」 :英国で新型コロナ「ではない原因」による死者が封鎖の日より急激に増加し、統計開始以来最大の死者数に。私たちは今、国家による大量殺人という現実を世界に見ている投稿日:2020年4月22日最近、ロシアでも同じ内容の統計がとられて、「 4月から 9月までのロシアのコロナ以外の過剰死亡数は、コロナの死亡数の 5倍だった」ことがわかりました。ロシアの報道では、以下のように伝えられています。2020年 4月から 9月までのロシアでの死亡者数は、前年の平均指標よりも 10万6千人多いことが判明した。これは、同時期の新型コロナウイルスによる死亡の公式統計の 5倍になる。今年、ロシアの死亡率は過去 5年間の平均より 18%高かった。これは、新型コロナウイルスによる直接の死亡だけでなく、パンデミックの結果、医療へのアクセスが制限されたことによっても引き起こされた。 (earth-chronicles.ru)世界中ですさまじい数の「過剰死」が起きていることは確実で、そして、やはり世界中で「おびただしいメンタルヘルスの悪化」が進行していることも確実です。現在の日本の当局が推し進めようとしている「さらなる自粛」や「緊急事態」というのは、そういう「過剰死」や「メンタルヘルスの悪化」「自死」というものを単に増やすだけのものとなる可能性が非常に高く、「命を守る」という前提など基礎から完全に吹き飛んでいます。ここまで日本人の命(と尊厳)をないがしろにした政策を私は自分の人生で見たことがないです。とはいっても、もはや当局を止める人たちも存在していないようで、行き着くところまで行くつもりなのでしょうかね。