僕の卒論

研究室のU助教授が日本石油から出していた。「潤滑」その周辺 そこの２８から２９ページに書いてある。誰も持っていないかも？整理していたら出てきた。 写真は僕らが撮ったものかもしれない。 シャルマック波となっているが、当時は名前は知らなかった。 Tタイヤメーカーからゴムをもらい、加硫、半球を作ってガラスに押し付けて摩擦を測った。 ゴムをガラス面に押し付けて滑らせると、表面を細い帯状の隙間が走る。 細かなことは忘れてしまったが、その現象の影響を研究した。 以後、ゴムの成形はしたが、ゴムの摩擦には無縁だった。 そんなことを半年やっていた。 すこぶる原始的なことばかり、パソコンなどなかった時代 カメラもフィルム、現像まで自分でやった。 面積は方眼紙をあてて升目を数えたし、計算は手回しのやつ ５０年も前だ。 今だったら、パソコンはあるし、顕微鏡につけるカメラもある。 面積も計算してくれるだろう？ 二人でやっていたが、相棒にはそれ以来会っていない。生きているやらになってきた。