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御主前(うしゅめえ)ぬ手袋(てぃぶくる)
ウクライナ民話(んかしばなし)んかい「おじいさんの手袋」んでぃ言(ゆ)ぬむぬぬあいびいん。 日本(にふん)於(をぅ)とおてえ童本(わらびふん)どぅしち出版ぬんさっとおいびいん。 ある寒(ふぃい)さる日(ふぃい、ひい)、雪道(ゆちみち)なありい歩(あ)っちょおたる御主前が手袋ぬ片組(かたぐう)、無(め)えらんなち、とぅめえやあとぅめやあそおいびいたしが、雪ぬ中(みい)なやあに、なあ、とぅめえららな、うぬまあまあ、家(やあ)とぅめえてぃ去(は)やびたん。 鼠(ゑんちゅ)が寒さがたがたさあに、歩っちょおたれえ、かたがた、手袋ぬあたくとぅ、うりが中(なあか)んかい入(い)やびたん。 うりから兎(うさじ)ん、鼠ぬ許(ゆりい)、得(い)いてぃ、同(い)ぬ手袋んかい入(ふぇ)えりんち良(い)按配(やんべえ)そおいびいたん。同ぬ如(ぐとぅ)し、リス、オオカミ、熊迄ん、同ぬ手袋んかい入やびたん。 人(ちゅ)ぬ片組手袋んかい、うさきいぬ動物(いちむし)ぬ入らりいみんでぃぬ不審(ふしん)ぬんあら筈(はじ)やいびいしが、だあなあ、うりえ昔噺(んかしばなし)どぅやびいくとぅ、異風(いふう)なあやてぃん、面白(うむ)されえ、済(し)まびいん。 やいびいしが、実(じち)え、何(ぬう)がなぬ哲学風儀(てぃちがくふうじい)ぬ物知(むんし)らしんやら筈んでぃ、思(うま)ありいんさびいしが、分(わ)かやびらん。 ただ、今(なま)あ、コロナ風気(ふうち)んかい罹かてぃん、病院(びょうい)ぬんかい、入ららん有様(ありさま)なとおんでぃぬ事(くとぅ)やいびいん。うんな有様どぅ本当(ふんとう)や医療崩壊(びよういんくじり)んでぃ言る筈やいびいしが、関(か)がなとおる人ん達(ちゃあ)や、未(なあ)だ、崩壊んでえ言やびらん。 やいびいくとぅ、日本ぬ病院や「御主前ぬ手袋」風儀がやらんでぃ、思(うむ)とおるしいじやいびいん。 琉歌 病院入ららん コロナ患かい者 まどぅ在る後生(ぐそう)ぬ 手招(てぃまに)ちすい 御主前手袋や 後生がやゆら 何時(いち)ん満(み)つ事(くとぅ)や また無(ね)らん おじいさんの手袋 ウクライナ民話に「おじいさんの手袋」というのがあります。 日本では童話絵本として出版されています。 ある寒むい日、雪道を歩いていたおじいさんが手袋の片方をなく、探しましたが、雪の中ではもう探す事もできず、そのまま家路を急ぎました。 寒さで震えていた鼠が、たまたま手袋があったので、その中に入り込み温まりました。 それから兎も鼠の許しを得て、同じ手袋に入りました。同様に、リス、オオカミ、熊等までもその手袋に入りました。 人の片手袋に、これだけの動物が入るものかと疑問が生じる筈ですが、これも昔噺なのであるから変ではあっても、面白しろければよいのです。 ですが、実は何らかの哲学めいた教訓でもあるのかとも思まれますが、分かりません。 ただ、現在、コロナに感染しても病院に入れない状況になっているとの事です。こういう状況を本当は医療崩壊と言う筈ですが、関係者は崩壊と言う言葉を使っていません。 なので、日本の病院は「おじいさん手袋」みたいなのかと思う次第です。 琉歌 入院できない コロナ患者は いくらでも空いている後生が 手招きするし おじいさんの手袋は 後生なのか 何時になっても満つることが 無いし
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2021年01月22日 14時05分14秒
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