ゆんたく物語

「虻蜂取らず」さあにどぅ、あんけえなとおらあ？

　あっさびよう！、沖縄（うちなあ）ぬ新コロナぬデルタ株（かぶ）ぬ勢（いちゅ）いや、防（ふし）がりやびらん。報道に拠（ゆ）いねえ、「世界最悪レベル」んでぃがら。
　去年（くず）ぬ今頃（なまぐる）お、日本人（やまとぅんちゅ）はじみ東（あがり）アジアぬ人（ちゅ）ん達（ちゃあ）や、新（みい）コロナんかい罹（かか）い難（ぐり）さんでぃ、勝手（かってぃい）はじみ色（いる）んな人ぬ叫（あ）びやあ叫びやあそおいびいたるむぬ、今（なま）ぬ如（ぐとぅ）ぬ有様（ありさま）、けえなたれえ、なあ、うんな話（はなしい）ん聞（ち）かんなとおいびいん。
　ウランダアはじみ、他所国（ゆすぐに）え、いいくる経済ん、持（む）ち直（のお）ち、来（ち）ょおいびいしが、日本や、あちらん、強（ちゅう）い鈍（にい）さる風儀（ふうじ）やいびいん。
　儲（もう）き尽（じく）（経済）ぬ事（くとぅ）ん考（かんげ）えやがなあ、新コロナんかい当（あ）たてぃ来（ち）ゃる事んあてぃがやら、「虻蜂取らず」風儀、けえなてえ居（をぅ）びらに。だあ、ゆくん、経済や弱（よう）とおいびいせえ。
　また、中国ん中国やいびいさ。新コロナぬ出（ん）じ所（どぅくる）にちいてぃ、なあ一回（ちゅけん）のお、検（あら）たみらち取（とぅ）らんしんでぃぬ、WHOんでえぬ望（ぬず）どおるむぬ、二回（たけ）のお、しみらんでぃ言（い）ちょおる風儀やいびいん。
　我（わあ）が頭（かしら）どぅんやれえ、「うう、済（し）まびいんどう、ちゃっさやてぃん、肝（ちむ）ふぃずる迄（までぃ）、検みやびれえ、人人間（ちゅにんじん）ぬ為（たみ）どぅやるむぬ」んでぃいしょうさし、叫（あ）びゆしがどぅやあ。国とぅ肝ぬまぎさや反比例どぅさびいがやあ。

琉歌
コロナ検みや
御万人（うまんちゅ）ぬ為（たみ）
明（あ）がらす事ん
また防（ふし）じ道（一字余い）
筆：比嘉　清

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【語句、訳】
「虻蜂取らず」の結果がこうなのか？

　ああ！、沖縄での新型コロナのデルタ株の勢いは、どうしようない状況です。報道によれば、「世界最悪レベル」だとか。
　去年の今頃は、日本人はじめ東アジア人は、新型コロナには感染しにくいなどと、専門家はじめ様々な人たちが唱えていたものですが、今のような状況を目の当たりにして、もはや、そういう声は聞かれなくなりました。
　欧米はじめ、諸外国は、概ね経済も回復しきていますが、日本はなかなか、回復が鈍いようです。
　経済を回しながらという積りで、新型コロナ対策をしてきたこともあってか、どうやら「虻蜂取らず」の状態になってはいませんか。かえって経済は回らなくなってきている感がないですか。
　また、中国もさるもんですよ。新型コロナの発生について、もう一回、調査させて欲しいとのWHO等の要望しているのに、二回はさせないと言い張っているようです。
　私が当局なら、「ええ、勿論、よろしいですヨ、いくらでも気の済むまで、調査してください。その方が人類の為ですからね」と、喜んで言っていたでしょうに。
国の大きさと心の大きさは反比例するでしょうか。

琉歌
コロナ（発生）調査は
人類の為
明らかにする事も
再発防止の一手段
筆：比嘉　清