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テーマ:地域を楽しむ(329)
カテゴリ:内山の歴史
↑城山から浅間山方面を望む 皆さま、《コスモス街道》を、応援してくださいね♪→** ユっぴー・コスモスです。 『月刊こすもす』(ここ内山地区にプリントショップ・コスモスさんが配布してくださる地域新聞)1月号に掲載された、 内山在住、羽毛田さんのエッセイを、 下に転載いたしますね。 (Web上で読みやすいように、ユっぴーが改行・行空けしています。) ★参考(先月号の羽毛田さんの記事)→ ★文化のはじまり 縄文 その1 ♪ ♪ ♪ --- 文化のはじまり 縄文 その2 --- 前回、内山で調査された縄文時代中期の御所平遺跡について書きました。 今回は、調査は行われていないけれど縄文時代の遺跡として登録されている遺跡を紹介します。 荒船湖遺跡群(草創期~早期)、 鍋割澤遺跡群(早期~前期)、 牛馬(うしま)ケ澤遺跡群(草創期~前期)、 舘(たて)ケ澤遺跡(早期~中期)、 初谷遺跡(早期~中期)、上大月遺跡(前期・中期)、 黒田遺跡(前期・中期)、苦水日向遺跡(中期)、 東平遺跡(中期)、内山中村遺跡(中期)、 下肬水遺跡(中期)、寺澤遺跡(中期)、 大間遺跡(中期)、内山香坂・安坂遺跡(中期)、 扇田遺跡(中期、今年度一部が調査され中期の土器片が出土しましたが、 住居等は検出されませんでした)、 松井日影・東遺跡(中期) などです。 これら周知の遺跡の他にも沢や丘陵に未確認の遺跡がまだあると思います。 特に中村以東の深い山林はとうさ踏査や表面調査ができない場所が多く、 多くは人知れずひっそりと埋もれていると思われます。 前回「文化」について歴史学の上での簡単な定義を書きました。 世界一文化を学び文化に誇りを持ち文化を大切にしている国があります。 ご存知でしょうか。フランスです。 またフランスは欧米各国の中でもイギリスと並び抜きん出て東洋文化を研究している国でもあります。 特に日本文化がお気に入りのようです。 そのフランスで通じる日本語があります。 20年ほど前までは 「ゲイシャ」「フジ」「サムライ」「クロサワ」「ミシマ」「スシ」「ゼン」 などでしたが、今はもっと数がふく膨れ上がっています。 代表的なものをあげると 「ニンジャ」「マンガ」「オタク」「ジョウモン」「ドグウ」「ジンジャ」「オンセン」 などきりがありません。 この中に「ジョウモン」と「ドグウ」という縄文時代に関係した言葉があります。 数年前フランスの日本特集の展示で海を渡った縄文時代の土器や土偶(どぐう)が、 フランスの文化研究者はもとより大衆にまで驚きの声を持って絶賛されました。 それ以後定着した言葉です。 「こんなにすばらしい土の造形物は見たことがない。 日本人はこの造形物と精神文化をもっと誇りに思うべきだ」 との評価を得ています。 そして日本文化研究のちょっとしたブームになったのです。 フランスの日本好きは明治時代のパリの万国博覧会までさかのぼ遡るそうです。 やはり日本の伝統工芸品に驚きの声を上げたといいます。 次回はこのコテコテの模様と造形を持つ縄文の土器と道具の話をからめて 「内山縄文物語」 をお送りします。 ちょっと歴史散歩 フランスの話がでましたので、おまけにもう一つ。 フランス革命の話をします。 フランス革命の原因のひとつに、 なんと天明3年(西暦1783年)の浅間山の大噴火の影響をあげているフランスの歴史学者がいます。 日本国内で死者2万人を出した浅間山の噴火は 前年から始まった天明の大飢饉(だいききん)に追い討ちをかけた大災害でした。 「浅間山の噴煙は成層圏近くまで間断なく供給され、 多量に大気中に漂っていた軽い微粒子がヨーロッパに到達したため気候変動を起こし、 飢饉をもたらし、農民の不満が支配者層に向かって爆発して、 ついに1789年フランス革命が起こり、共和制への一歩を踏み出した」という説です。 否定はしませんが、可能性としてはありえる事でおもしろいかもしれません。 (文責羽毛田) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 羽毛田さんの、いにしえの文化への造詣の深さを尊敬してしまうユっぴーです。 次回の「内山縄文物語」も、楽しみですね~♪ 皆さま、《コスモス街道》を、応援してくださいね♪→** お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.10.04 16:11:55
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