ドレミファソラシド
オクターブを7つに分割する理論自体は、古代ギリシャの理論に基いています。数学者で有名なピタゴラスは、音楽の理論も研究していました。彼によってこの理論が確立され、それが中世に伝承されたようです。11世紀、イタリアの修道士Guido d'Aresso(アレッツォのグイード)が、洗礼者ヨハネの賛歌の各節が1音ずつ順に上がっていくことを利用して、階名を示すことを考えました。(当時音名(絶対音高)はありましたが、階名(相対音感)はありませんでした。Ut queant laxisresonare fibrisMira gestorumfamuli tuorumSolve pollutilabii reatum, Sancte Iohannes (..続く)各節の「Ut, Re, Mi, Fa, Sol, La」を使ったのが、階名の始まりとされています。この階名は6(ヘクサ)音から成るため、ヘクサコードと言います。シの音を歌いたいときは、「ミ-ファ」の半音をちょうど「シ-ド」の半音に充て、「ソ」を「ウト」に読み替えて、ソの音からまた「ウト、レ、ミ、ファ、ソル、ラ」としました(変換 mutatio)。17世紀、イタリア語で発声しづらい最初のUt(ウト)が、より歌いやすい「ド」と変わりました。このDoは、Dominus(主) の頭の音からきている言われています。(ちなみにフランス語では、今でも「Ut」(ユト)のままです)又、同じ頃、「シ」に相当する階音を付ければ読み替えが不要なので、この階音を続きの歌詞のSancti Iohanes(サンクティ ヨハネス=聖ヨハネ)のSとIを組み合わせ「シ」と名付けたようです。これにより、今の「Do、Re、Mi、Fa、So、La、Si」というオクターブにわたる呼び方が成立しました。ところで、現在、世界的には7番目の階名を「Ti」と発音する国も多いようです。これは、「Si」の頭文字「S」が「So」と重複しないように「T」に置き換えられたと言われています。英語でもシが「Ti」となっており、英語版ドレミの歌でもシの歌詞が、Tea, a drink with jam and bread...となっています。 この記事は、ドレミ・・・は何故という記事で、読ませていただき、勝手に・・・・怒られそうですが、書かせていただきました・・・ありがとうございます。!!すみません!!よくわかりました???!!!