|
カテゴリ:カテゴリ未分類
島の西に突き出た立ヶ崎、沈み行く夕日が素敵で最高です 高齢化のワーストに入る網地島。 一時は、島の人口が2000人を超えていた時もあるとか。 今の人口は、網地地区100人、長渡(ふたわたし)地区500人というところでしょうか。 面白いのは、島の人達の8割くらいが阿部さんなんです。 電話で 「はい、晴耕雨読です」 「ああ、雨読さん? 阿部だけんども」 「あのー、どちらの阿部さんでしょうか?」 「おらいだー、長渡の阿部だー」 こんな感じがちょくちょくあります。 お墓に行くと、やはりほとんどが“阿部家之墓”です。 先祖をたどってゆくと、そう遠からず血縁でつながっているようですね。 だから、一族の団結たるやすごいもんですよ。 いつでも助け合い、協力し合って生きてきているようです。 そして寛容です。 コミュニティーの理想のような姿でしょうね。 一族から笑われるようなことは絶対にしたくないと思っているのでしょう。 だからというんではないでしょうが、不義理をすることはまったくといっていいくらいないんです。 台風が来そうだと、みんなで船をかたずけ、夏の海水浴シーズンの前の砂浜の清掃も皆でする。病院の草刈もそう。皆が総出でやるんですね。 これが、自発的か、やらないと何か言われちまうからやっているのかはわかりません。 島の人達は、素朴で正直で人にやさしいです。 金儲けは下手だしインターネットも知らないけど、人間としての原点に近いんじゃあないかとふと思います。 きっと、深い愛を持っているのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|