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カテゴリ:ペンション
今日も、暗闇の中の食事かなと、覚悟を決めた停電三日目の夕方の事でした。
部落の若手メンバーで(若手といってもほとんどが60代から70代)、倒木の処理とかの作業が一段落して、お疲れさん会を我がペンションでちょっとやろうと言う事になりました。 もちろん、停電という事で 1、ろくなつまみは出ない。 2、ビールは冷えてない。 3、明るいうちから始めて、暗くなる6時頃には解散する。 と言う事で決まりました。 総勢12人の飲み会です。 皆で飲み始めていると、島の大工さん達4人が来て 「家じゃあ何も出来ないから、飲ませてくれ! もちろん、つまみは簡単なものでいいよ。」 と言う事になり、これまた飲み始めました。 しかし、料理は何もいらないと言っても、そうもいかないから適当にお出しする。 蝋燭の明かりをたよりに、厨房で調理する。 暗いから、皿に盛り付けるのが大変です。 換気扇も回らない。 厨房の中は、熱気と煙で一杯になる。 そして、外は真っ暗になった7時頃。(もちろん、家の中も真っ暗) 東北電力からの要請で電力復旧に奮闘していたメンバー9人が宿泊したいと言ってきました。 昼間、いっしょに作業をしていた時に、宿泊出来ないかという打診はされていましたが、 「お湯は出ないし、電気釜は使えない。はっきり言って無理ですよ。」 と、お断りしていたんです。 しかし、電力側もいろいろ手は打ったのでしょう。 ヘリコプターを飛ばすことまで考えていたようです。 その結果、うちのペンションにお願いしたいと言う要請です。 その状況を考えれば、お断りも出来ずに泣く泣くOKしました。 皆さん、復旧作業で疲れているし、熱いお風呂と温かい食事は絶対に必要です。 さあ、それからスタッフ全員で薪でお風呂を沸かし始め、暗闇の中で夜具をセットし、あるもので食事の段取りをする。 もう、シッチャカメッチャカ! お風呂はどんどん薪をくべ、シャワーが使えないので浴槽のお湯で体を洗ってもらう。 次から次と9人に入ってもらって、さあ次は夕食です。 今思い出しても、ぞっとする一日でした。 終わったら、洗い物の食器類の山! しかし、面白いものですね。 この出来事は、停電3日目の晩のことです。 停電に慣れてきたというか、少しではありますが順応するようになってきましたね。 我がスタッフ達も、本当に良くやってくれました。 今回の事も、“愛"を実践するという“神の計画”の一環なのでしょうね。 今、自分に起こることすべてに“無理"というものは無いそうです。 一見無理と思えるようなことでも、自分の手におえない事は、起こらないんですね。 私たちは、大いなる存在から守られているんです。 だから、何が起こっても安心していましょう。 (なんちゃって! 心ではそう思っていても???) 昨日は、ネットショッピングで発電機、オークションで昔のプッシュ電話を買いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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