あるがままに生きる

ようこそ、お越し下さいました。


６月に入り、ハイシーズンを前にして、

その準備やら予約やらと、何かと忙しい毎日です。


仕事というのは労働の代償としてお金を得られる仕事もあり、

お金はもらえない仕事とありますね。

都会での仕事は前者で、自分の持ち時間を割いて労働し、

その代価として給料や利益としてお金が得られる。

言って見れば、仕事をすればお金が得られるという仕組みです。

（中には、赤字という事もあるけど。）



ところが島では、仕事をしてもお金はもらえないほうが多いかもしれません。

このお金がもらえない仕事が、私の場合８割くらいを占めるかな。

しかし、毎日食べて、寝てと、生活させていただいていますので、

これで十分幸せだと思っていますよ、勿論。



例えで言いますと、家や車、備品などの

自分達家族の生活にかかわる一切のメンテナンス、

まあ、自分で建てた家だから、面倒も自分で見なきゃあね。

自給自足率を少しでも上げたい事と、

お金のかからない生活がしたいから。




自給自足というと、農業ばかりが取りざたされているけど、それだけではない。

生活に必要な衣食住の物資のすべてを自力で賄う事が自足率１００％ですね。

しかし実際は、車やガソリン、衣服の繊維に至るまで

自家生産は難しいのが実情です。



地球上では、人間以外のすべての

生物は自給自足を実践しています。

物質的豊かさを追求してきた結果なのか、

人間のみが分業制となっているようです。


でも、出来るだけ自足率を高めたいとあがいている私です。





我が晴耕雨読でお出しする食材は、

少しでも手作りに近づけたいという

我が家のコンセプトがあります。


海水を汲んできて、釜で煮詰めて塩を作る。

ミネラルたっぷりのこの塩で、

干物を作ったり生野菜に振りかけたり、大変美味いです。


そして、晴耕雨読の手作りベーコンやソーセージ、ハムは好評です。

そして今回、今までの薫煙室を壊して、

全く別のバージョンアップしたスモーカーと

燻製室が出来上がりました。











今までで十分美味しかったのですが、

（今まで１０年以上使っていました）

もっと美味しく、より均一したものが出来、

しかも１回に出来る量が今までの２倍という、

お金をかけないで出来うる最大級の

キャパシティーを持ったスモーカー＆薫煙室です。

室内には風乾スペースも作り、熟成度も上がります。




私の人生の仕上げとして

天から与えられた転職、

それが我がペンションに

来て下さったお客様のおもてなしです。



お客様はどんな理由でリゾートを楽しむのか。

一口に言えば、日常から離れのんびりとリラックスし、

楽しい時間を過ごし自分を取り戻す事、・・・なのかな。

日常の仕事や家事、しがらみから離れる事は大きいですね。



客観的に見れば、日常の多くの時間を費やす

外の相対世界は常に競争と闘争の世界です。

アクエリアスの時代に入っても、

なお魚座の象徴である競争に

明け暮れているのが外部の世界なのですね。

そんな中に身を置いていれば、

ストレスが溜まるのは解ります。

だからか、物質的豊かさよりも、

精神性を高めたいと欲している

目覚め始めている人も増えて来ている。

でも忙しさ故か、自身を見つめる時間と

心の余裕が無い人が多いのかな。



日常は、いろいろなしがらみの中に生き、

利害で生き、“現実”の中で溺れそうになっている人が多い。

だから、リゾートとはいかに日常から離れて、

非日常の世界に身を置く事が出来るかがポイント。



“現実”ばかり見つめて走り続けて来た人に、

ちょっと立ち止まって辺りを眺め、

心の中をのぞいていただく、それがリゾート。



私は地図を眺めるのが好きなのですが、

中でも鳥瞰図（ちょうかんず）が好きです。

かなり上空を飛んでいる鳥の目からみたように、

上空から斜めに見下ろしたようなパノラマ的立体地図。


自身の生き様をまるで鳥瞰するように、

天からの視点で観る事が出来るのがリゾートかな。


それが私のリゾート感で、

そのお手伝いが出来るのが

大変嬉しいですね。



でも、近頃の日本人のリゾート、

携帯電話や日常を持ちこんで、

せわしなく観光地巡りなんかしちゃって、

勿体無い気がいたします。


「どこそこ行った、何何を見た」という、

物理的に体験したことを旅の目的とする人もいます。

「たくさん見なくちゃあ損」みたいな、

質よりも量を選択するのもいいけど、

その中で何を思い、何を感じたかを大切にしたいな。



我がペンション晴耕雨読は、

非日常を追及したい。


いつもと違う料理、おしゃれな器、

心が高揚するクラッシック音楽、

手作りの建物、スピリチュアルな話題、

夕日を堪能しながらの

屋外のデッキで食べる食事、・・・・・




働くとは、人が動くと書き、

はたの人を楽にするという言霊。



職種というと、製造業とかサービス業とか、農業とか。

でも、実はすべてが奉仕業（私の造語）なのですね。

特に、直接人と接するサービス業は

他者への奉仕の何物でもない。

農業や製造業であっても、間接的にお客様と接します。

自分の作った野菜は、どこの誰が食べるのだろうか・・・とか。

自分が製造に関わったこの車で、

快適なドライブが出来るといいな～とか、



その根底に流れているのは、やはり“愛”ですね。

働く=お金　という図式は過去。

働くということは誠を尽くす、

愛を尽くすという事。

結果として報酬がいただけるというのが望ましいね。

「何を夢みたいなこと言ってるの？」

と言われそうですね。



報酬の額に見合った仕事しかしないというのは、

社会では当たり前なのかもしれません。

でも、少しだけでもいいから、

お金の額を意識しないで

その場で出来る精一杯の

“誠”を、“愛”を注げたらいいな。

きっと、天の帳面は間違いが無いから、

別の形でご褒美が届きますね。


来て下さったお客様が、心から癒され自身を内観し、

内面の世界にのみ

すべての実相がある事に気付く

お手伝いが出来る。

何と幸せなお役目なのでしょうね、私って。



思わず出てきちゃうのがこれ、

井上陽水　作詞作曲「夢の中へ」


探しものは何ですか？

見つけにくいものですか？

カバンの中も つくえの中も

探したけれど見つからないのに

まだまだ探す気ですか？

それより僕と踊りませんか？

夢の中へ 夢の中へ

行ってみたいと思いませんか？



休む事も許されず

笑う事は止められて

はいつくばって はいつくばって

いったい何を探しているのか

探すのをやめた時、

見つかることもよくある話で、

踊りましょう、夢の中へ

行ってみたいと思いませんか？

フフフー、フフッフー、フフッフー、ハーァァア～～



心の中で、ハモッちまった～～。

夢みたいなことを目指している晴耕雨読。

夢に生きている私。

だって、現実と思っている事が虚像であり、

夢と思っている事が実相なんだもん。