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カテゴリ:旅
ようこそ、お越し下さいました。 天気予報では、 朝は冷え込むと言っていましたが、 その通りの車外温度は0度。 駐車中の車は、屋根も窓も真っ白。 そんな中を昨日は、 予定通りの朝5:30に ウィークリーマンションを出発。 暗い中を、京都に向け 車を走らせました。 京都に近づく頃、 東の空が白んできて、 心が躍ります。 京都での訪れたい所は、 まずは明恵上人の足跡をたどる為に、 高雄山の隣の栂ノ尾(とがのお) 高山寺に向かいます。 ここは、昨年も訪れた所。 もっと、明恵を感じたいという 気持ちに抑えが利きません。 そして、西行法師の憧れの女性、 待賢門院璋子(たいけんもんいんたまこ)が 41歳で死ぬまでを過ごした法金剛院。 西行が23歳で出家した寺、勝持寺。 この3カ所を巡ります。 普通の京都観光といえば、 銀閣金閣から始まり 清水寺なんかの有名な所と 相場は決まっていますが、 私の場合は少し変わっていますね。 車は京都市内を離れて、 京都北西部の高雄に向かう 周山街道辺りから雪になってきました。 そして、高山寺駐車場に着く頃は、 すっかり雪化粧した風景に様変わり。 その美しさたるや、 言葉になりません。 まるで、満開の雪桜のようで、 桜よりも清浄で美しい。 この世のものとは、とても思えない。 高山寺駐車場から これって、ご褒美なの? 8:30の開門まで待って、 いよいよ高山寺境内に。 金堂、開山堂、明恵上人廟を経て お目当ての石水院へ 石水院は、明恵の学問所、兼住居としていたもの。 石水院には、いくつもの宝物が展示されています。 それは、おいおい紹介させていただきますね。 明恵は、回廊から見えるこの眺めを、 毎日楽しんだのでしょうね。 思いもよらぬ、天からの贈り物。 陽が昇ってきてからは雪が解け始め、 幽玄な世界から、徐々に いつもの世界へと戻っていきました。 (山に囲まれていたから、日が昇るのが遅れたのがよかったみたい。) 約1時間くらいの束の間の水墨画の世界でした。 明恵上人はことの外、 俗を避けました。 この高山寺は、それに相応しい 地だったのでしょうね。 約800年前に、明恵が歩いた地を こうして巡ることができ、 深く深く想いを寄せれば 今の言葉で表すと、 共有するという 事なのでしょうね。 高い精神性を求める時、 私の場合は、アセンションに 間に合わせなければという 緊急性がありました。 明恵は、切羽詰まった 事情が何かあったのか。 それが、どうであっても、 魅力的な存在、 それが明恵です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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