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ようこそ、お越し下さいました。 被災から2週間がたちました。 先日、本土の被災地より島の方が 豊かだという事を書きました。 島の各家々には、大型の冷凍庫を持っています。 食べきれない魚や、 いっぺんに採れる山菜や 海藻類を冷凍保存するためです。 その冷凍庫の中の食品を、 少しづつ持ち寄って避難所の食卓に上ります。 時には、カツオの刺身、 遠洋漁業で外国に行っている身内から 送られてきたマグロのブロックも、 食べさせていただきました。 そして、畑もやっていますので、 少しの野菜もあります。 我が家からも、 手作りベーコンなんかを 提供させていただきました。 助け合うことの大切さを 学ばせていただいています。 送られてきた支援物資と合わせて、 炊き出し当番を決めて作る。 ありがたいことです。 でも、そのことは、 “今までは” という事です。 そろそろ冷凍庫の中も 底を尽きてきます。 支援物資の備蓄も きっと島民で配給したとしても、 4日分くらいしかないのかな。 長期戦にならざるを得ないとすれば、 食料は大きく不足です。 島にはお店もないしね。 支援物資という形でヘリで 運んでもらわないと苦しい状況です。 将来の見通しは、 はっきり言って暗いかな。 でも、この与えられた試練を 明るく元気に乗り越えることによって、 この先には大きなご褒美が 待っていることと確信しています。 大切にしていた人や物を強制的に手放され、 物質的なものへの執着を解き放つ時と考えます。 この不安と怖れを解放できた時、 そこには新しい世界が待ち受けているのだと、 心から信じている私です。 だから、希望を捨てず、 希望の灯をともし、 自らを「自灯明」(じとうみょう) 自らを明かりとなし、 周りを照らせる、 そんな人にならなくてはね。 もしかして、今夜から電気がつくかもしれません。 今、東北電力の電源車が到着、工事中です。 島は、復興に向けて一歩一歩進んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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