あるがままに生きる

2014/11/11(火)03:24

草津町民の憲章

旅(72)

ようこそ、お越し下さました。 温泉三昧で、少し体がふやけ気味の私です。 十数カ所の無料の共同浴場をすべて回ってはいないのですが、 ここに訪れる地元の方や常連さんとの裸の付き合いの中で、 どうも「煮川の湯」(にかわ)の 支持が多いように感じます。 「いろいろと入るが、ここが一番」 というような声かな。 確かに、他所と違って超~~熱い湯なのですが、 何故がはまってしまいそう。 医者が見放したような末期がんの方が、 この湯で治ったとかの逸話には枚挙に暇がないそうです。 そういう温泉は、秋田の玉川温泉なんかは有名ですね。 草津の温泉街をぶらぶら散策していて、 草津町民の憲章の言葉に出会いました。 それが、とても素敵なんです。 歩みいる者に安らぎを 去りゆく人に幸せを どうです、いい感じでしょう? ドイツのローテンブルグ市にあるシュピタール門に刻まれた 「PAX INTRANTIBVS SALVS EXEVNTIBVS」 を東山魁夷画伯が翻訳され、 画伯の厚意により承認、 使用したいるものだそうです。 来る人には、温泉という自然=【神】 を通じて心の安らぎを、 充分温泉を堪能して帰られる方には、 ほっこりとした幸せ感を 持って帰っていただこう 私めの駄訳で申し訳ないっす。 昨日、煮川の湯で出会った常連さんのお年寄り曰く、 「体が火照り、自販機でジュースでも買ってくれたら、それでいい」 と、無料で湯を提供する見返りなんか求めない、 そういう町の姿勢がこの会話に出ていますね。 「昔は、もっとたくさんの無料の浴場があったんだが・・・」 とも言ってたな。 高齢化がここでも進んでいて、 献身的に湯を守り続けることが これからも続くことを祈ることしかできないか。 一週間近く楽しませていただいた草津。 そろそろ次の滞在地に向かう予定。 ちょっと、後ろ髪をひかれる思いですが、 またの機会があると思うから、・・・ね。 京都奈良に行った帰り道に、 また寄ろうかという話も出て・・・ 時間が許せばそれもいいかな。 煮川の湯

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る