あるがままに生きる

2014/11/19(水)06:02

天橋立

旅(72)

ようこそ、お越し下さました。 初めて越させていただいた天橋立。 日本三景の一つという事は、 教科書に乗っていたので解ってはいましたが、 どうしてこれができたのか、知らずにいました。 調べもしなかった。 海底が隆起してできたのか、 あるいは火山の噴火で湾が 堰き止められて出来た土地なのか。 民話では、神々が地上に降り立つために作られ、 それが壊れて落ちたものというような 話がありますが、実際はこうだそうです。 今から約4000年前、 丹後半島の東側の河川から流出した 砂礫が海流により流され、 野田川の流れからくる阿蘇海の海流とが ぶつかったことにより、 江尻側よりほぼ真っ直ぐに砂礫が海中に 堆積し出来たものといわれています。(京都府のHPより) 天橋立には、5000本もの松が植えられていて、 その存続には大変苦労されていると聞いております。 土に栄養がたくさんあると、 わずかな根で栄養を吸い上げられるため、 しっかりと根を張らなくなり、 台風などの強風により倒木という 羽目になるそうです。 だから、富栄養化を防ぐために 落ち葉や下草を取り除いたり、 土を入れ替えたりと、 ご苦労されているそうです。 栄養の高い土壌では、 松よりも広葉樹が繁茂するそうです。 往復約4kmの天橋立の松の中を歩くと、 巨木の松が斜めに倒れ掛かっているのをたくさん目にします。 数年前の台風で、200本の松が倒れたとのこと。 そんな中で思うこと。 この過去から伝わってきた 美しい風景遺産を後世に残すには、 まず無料で天橋立に入場できるのを 有料にすることが大切な一つでは、と思いました。 金額は、一人300円程度かな。 年間数億円を集められれば、この予算で何とか・・・ まあ、こんなことは余計なことだね。 行政がしっかりと考えていることだしね。 いま日本がどんどん変わって行く姿を 日毎に見せつけられていることに、 憂慮を感じている私です。 古き良きものを後世に残すことが、 大切なんじゃあないかなと愚考する次第です。 丹後地方って、いいとこだな。 道端で売っていたみかんも安いし旨いし。

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