2010/08/09(月)19:01
山にしか見えなかった雲
ここ数日、いや二週間ぐらいか、きれいな夕焼けが続きました。
薄暮から空が赤く染まる頃は、
気温も幾分下がるので、この時間帯に走るのは気持ちいい。
冬の朝焼けも心身ともに引き締まって非日常感が味わえますが、
夏場の夕焼けは子どもの頃に日が暮れるまで遊んだ記憶が
うっすらと蘇るのでほんの少しだけ感傷的になれます。
冒頭の2枚はついこの間、あそびに出かけた江ノ島の夕日。
左側にうっすらと富士山が映ってますが、見えますか。
こちらは三ノ輪の商店街。
「夕やけだんだん」で知られる谷中銀座。
近所の隅田川。川面が不思議な色になつてこれまたキレイです。
自宅すぐそばの少年野球場より。
ランニングコースの荒川土手。
こちらも荒川土手からみた秩父方面。
上の写真のように遠くに映し出される雲を、子どもの頃、山だと思ってました。
雲なんだから翌日は違う形なのに、ずっと山だと信じてたんです。
実に単細胞ですね。
何歳頃、そのように思い始め、そうではないことに気がついたのが何歳だったか。
とっくに忘れてしまいましたが、大人になった今でも
青い空に浮かぶ雲よりも、
地平線に水平に広がるあたかも山のような雲のシルエットに
見とれてしまいます。
そんな思いで夕焼けに向かって走っているとき、
前方にカメラを手にした若者が僕を待ち構えるようにしていて、
彼の前を走り抜けて間もなく、シャッターの音がしました。
はは~ん、これは「夕焼けとランナー」ってところだな。
後姿は自信ないけど、シルエットだろうからとりあえず絵になるんでは?
どこの誰だかわかりませんが、どこぞのブログで映ってたりして。