新ファンドの設立について
以前から考えていたのですが、我々30代世代において年金や退職金など老後の生活保障となる基盤が揺るぎ始めている昨今、やはり国の力に頼ることなく、自力で将来設計を実現していかなければなりません。株を買うという行為は、少なからずそのような意図があるわけですが、短中期的な株式の売買ではなく、配当を重視した運用も重要だと感じてはじめています。以前から買っていたTOPIX連動型ETFは、特定の会社が倒産しても株価がゼロにはならないという分散投資でこそのメリットもあるのですが、一方で魅力が感じられない会社に対しても間接的ながら投資をしているわけで、その配当利回りは約2%前後と決して高い利回りではなくなっています。例えば、25年後に毎月10万円の配当を得ると仮定すると、3,000万円分の株式資産と4%の配当利回りがあれば実現できます。25年後に3,000万円というのは計算してみると、初年度200万円からスタートし、毎年56万円分ずつ積み立てながら4%の配当を受け取ることで達成可能となり、これなら3,000万円という数字も身近なものと感じられてくるから不思議なものです(単純計算ですが)。であれば、高配当利回りを重視した銘柄を中心にTOPIXにならった業種別割合に基づく分散投資によりオリジナルのETFを作ってしまおうではないか、と考えたわけです。詳細な投資方針はゆっくりと検討する必要がありますが、いま考えているのは以下のとおり。ファンド名:INDEX_CUSTOM_INCOME(仮称)投資方針:・配当利回り4%を上回る高配当銘柄を中心に投資し、配当を投資にまわす複利運用を実現する。・財務体質が健全であり、長期保有に適した銘柄を中心に投資する。・業種別の割合をトラッキングエラーが少ないと言われるTOPIX500に準じて分散投資する。・購入した銘柄は業種別割合に偏りが生じるなどリバランス以外の理由で売却しない超長期投資とする。投資対象銘柄・配当利回り4%以上で安定的な配当金を享受できる銘柄を中心に構成する。・対象銘柄は原則としてTOPIX500とする。特定の業種においてこれに該当しない場合はTOPIX1000に該当する銘柄とし、さらに対象とならない場合は流動性の観点から東証1部上場とする。最終目標25年後には、株式資産3,000万円・配当金月額10万円を目指す。当初5ヵ年計画2017年3月までに株式資産を550万円とし、TOPIX500に準じた業種別ポートフォリオを完成させる。参考手元の計算によるとTOPIX500の業種別割合は以下のとおり(2012年3月6日現在)最近の状況からすると医薬品・銀行・保険業・小売業あたりで下落の目立つ銘柄が目立っています。なにせ5ヵ年計画ですのであわてずに投資していきたいと考えています。