2011/03/25(金)08:08
言いにくいことを、言ってみたら
こんにちは。永野間かおりです
震災後から、何だか落ち着かず、ブログもなかなか書けず、
とにかく眠くてたまらなかった数日後、久しぶりにダウンしました。
家族全員が病気リレーになっても、私だけ元気なほどなのに…!とビックリ
連休の丸1日を、こんこんと眠りました。
そして合間にガンガン読書しました。
こうふくあかの
著者:西加奈子
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主人公がいけすかないオトコなんだけど、
ここまでいけすかないとかえって気持ちいいほど。
人の持つずるさをあますことなくことばにしているから、
あ、みんなこんなものですか、なんだなんだ、そうですか…と
安心、共感させられるのかも…。
続けて出版された『こうふく、みどりの』も読みます。
そろそろくる
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月経前になると、「イライラする」「気分が沈んでしまう」「からだの具合が悪くなる」というような症状(PMS)を取り上げた小説。
ココロと身体のバランスがとれない人たちを描いた『漢方小説』も、
産後女性にはわかるわかる!と読みやすいとおもいます。
***
元気になった翌日は、家族でのんびりと日帰り温泉に行きました。
私は次男と入浴。
2歳も終わりになると、ちょっとの間なら座ってお湯をバチャバチャさせながら待ったり、
露天風呂やジェットバスも楽しめるんですなー
子どもが大きくなってくると、一緒に楽しめることが増えてきて、うれしい
お風呂で身もココロもすっかりゆるんで、
帰りの車の中で夫とあれこれ話しました。
震災のこと、実家のこと、仕事のこと、子どものこと、夫婦のこと…。
これを言うのはどうかとためらいつつも
「最近、あなたとじっくり向き合うことが、正直めんどうに感じてた」と
カミングアウト(!)したら、
普段から私の発言を、「まあこの人だから…」と
ある程度の心づもりをして聞いている様子の夫もさすがに
「ハッ?エ??」と苦笑い。
そりゃ、そうだ。
でもたくさん寝て、体調の悪さも抜けて、
気持ちの整理もついて、どうしていきたいかも見えてきたから、
ごめん!の気持ちも織り交ぜつつ伝えられました。
夫、とほほ~となってましたが。
そんな夫に、私はずいぶん甘えているんだな、ともおもいました。
「めんどくさい!」とおもってる最中に、
そのままダイレクトに伝えたら、
子どもみたいなケンカで終わってしまうところだった…。
そんなのただの感情のぶつけ合いで、何も生みだせない。むなしい。
あ・うんの呼吸なんて期待するよりも、
「おもったことはちゃんとことばで伝えなきゃ」とおもっているけれど、
あえて時間を置いたり、自分が落ち着くのを待った方がいい時もあるんだと
改めておもいました。
今回のように相手がどうこうではなく、
自分自身の問題ということもあるのだから。
そう考えると、
「今まで夫と、どんだけ無謀なガチンコ勝負してきたんだろか…!」
と考えさせられ、ドキドキ(笑)
す、すまんねーー。
すぐに白黒つけず、相手のことも自分のことも、信じて待つ。
言いにくいことは、タイミングとことばをちゃんと選んで、伝える。
これからのためにも、書いておきます。
忘れないように!
その後、夫婦・家族の間に流れる空気は、
ちょっとやわらかくなってきました。
言いにくいことを伝えて、やっと仕切り直しができた、そんな感じです。。。