2009/01/03(土)18:07
読書
アダム・スミスの「道徳感情論」を読んでみた。
学問の延長線上に、社会システムのあり方を論理的に
突き詰めていこうという発想には、共感できる。
最近の僕は、これまで人類がすでに考え、
理論を形作ってきたことを
今更ながら本気で考えている。
利己的な個人の行動がよいと認められる為には、
第三者から見ても共感を得られるものでなければならないし、
第三者である「公平な観察者」が同感でき、
第三者の目で見るということで、
常識(良心)=各人で共通している感覚(正義の感覚)は
形作られるというようなことが書いてあった。
さらに、そういった中で、
内なる道徳を持つフェアプレイの世界である社会が
形成されるとされる記していた。
いかに、共感の連鎖を生みだし、
幸せや希望を循環させられるかが、
今年の僕にとっての一つの課題となりそうだ。
不景気だから、お金を流すことが大切なんだろうけど、
政府は、幸せや希望を循環させることを
まず最初にすることだと思う。
そんなことも思った。