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テーマ:学校・教育(262)
カテゴリ:教育論
この時期、私はさまざまな教育機関を訪れることが多いです。それぞれの場所で、子どもたちのために整えられた素晴らしい環境を目にします。学ぶための設備やサポートが完璧に整い、確かにどこも素晴らしいものです。しかし、私はその環境を見て、正直なところ、大きな危惧を抱いています。
それは、こうした整った環境で育った子どもたちが、「この環境がなければ、勉強や生活はうまくいかない」と感じるようになってしまうのではないかという心配です。進学実績や成績に注力し、それが最も重要だとする大人たち(教師や保護者)の指導のもとで、子どもたちが生活していくうちに、もし環境が整わないと、何もできなくなるのではないか、という思いです。 確かに、今の時代、整備された環境で安定して生きていける道があれば、幸せかもしれません。しかし、21世紀の世界では、そのような「整った環境」や「決まった通りに動けば問題ない会社」など、ほとんど存在しません。環境が整っていることが必ずしも安定や幸福を約束するわけではないのです。 もっと広い視点で見れば、歴史の中で偉大なリーダーやヒーローたちがどのように育ってきたかを思い浮かべてみてください。多くの人々は、決して恵まれた環境ではなく、むしろ劣悪な条件の中で育っています。それでも、そうした中で彼らは成長し、困難に対応し、時には自分自身を変えていきました。 そんな環境において、彼らが身につけたのは、対応力や想像力、そして自分を向上させるための向上心や時間管理力です。また、自らの生活を自分の手で支えるための力、例えば自炊や掃除、洗濯といった基本的な生活能力も、自然と身についていたのです。こうした力こそが、彼らを人生の中で成功させた要素の一つであり、何より**「心(感性)」**を育んだからこそ、多くの困難を乗り越え、今の地位に立っているのだと思います。 一方で、現在の日本の教育は、どちらかというと「頭(知性)」を重視しています。知識や情報を詰め込むことが教育の中心になってしまっていますが、私はそれだけでは十分ではないと感じています。知性をいくら養っても、「心」が育っていなければ、結局その力をうまく使うことができません。知性という道具を持っていても、その使い方がわからなければ、無駄に終わるだけでなく、間違った使い方をしてしまい、結果として社会に迷惑をかけることにもなりかねません。 だからこそ、私は心の教育の重要性を強く感じています。心が育てば、知性はどこまででも伸びると信じています。そして、心を育てるためには、感性を磨くことが大切です。感性が豊かであれば、どんな状況にも柔軟に対応できる力が養われるし、成長するための原動力にもなるのです。 (追記) また、受験生や進学を目指す子どもたちに対して、大人たちが「勉強だけすれば良い」と環境を整えることにも、少し違和感を感じます。もちろん勉強は大切ですが、部活動や習い事、遊びだって大切です。これらの体験こそが、心を豊かにし、知性を伸ばすための肥料となります。さまざまな体験があってこそ、知識も深まり、人としての成長が促されるのです。 学生諸君! 1日1日を大切に、何気ない瞬間を楽しんでください。どんな経験も、やがて素晴らしい思い出となり、あなたを成長させる大切な栄養となることでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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