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マイスクール慶應修学舎の記憶

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2013.10.08
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カテゴリ:日常

 ある部分が育っていないのに
 早期教育をすると、
 将来的に、子どもにトラウマを作ってしまうことは
 少なくありません。
 それは、育てた大人にもあてはまることもあります。


 早期教育とは、ここでは、幼児教育(英会話なども含む)、
 習い事(水泳やピアノなど)、通信教育などを指します。


 早期教育は、親子共々、勘違いを生みやすい状況が生まれます。
 必ずと言っていいほど、日々の目に見える子どもの成長から
 うちの子、天才じゃないかと思う瞬間が訪れます。
 小学校くらいになると、本人も、そう思ってしまうこともあります。

 もちろん、早期教育を施しているご家庭も少ないですから、
 ちょっとでも早期教育を始めれば、他の子どもたちよりも
 その時点で頭一つ二つ抜き身出ているので
 地域や近所でも、あの子は、すごいという環境で育ちます。

 それが、水泳なら、将来はオリンピック選手。
 それが、野球なら、将来はプロ野球選手。
 それが、英会話なら、将来は、外交官。
 それが、通信教育や計算などなら、将来は、東大生。
 それが、ピアノなら、将来は、音楽家。

 
 ところがです。

 ある部分が育っていないと
 あとから習い事や教育(勉強)をし始めた人たちに
 抜かれてしまう瞬間が訪れます。

 たとえば、小学3年生から野球を始めた子がいて、
 小学校高学年では、チームのエースで4番で活躍。
 期待されて、中学校でも、野球部へ。

 その中学では、中学生になってから野球を始めた子がいました。
 もちろん、最初の1年目は、小学校で野球を始めた子に
 到底及びませんでしたが、中学校3年生になったとき、
 逆転します。
 中学校で野球を始めたその子が、エースで4番の座を勝ち取ります。

 抜かれてしまったその子。
 トラウマを一つ抱えてしまいかねません。

 中学校から野球を始めた子に才能があったわけでもありません。
 それは、ある部分が育っていたからに他なりません。


 その部分を育てないままに、否が応でも
 小さいころから英会話、習い事という発想は、
 大きな危険をはらんでいるように思えてなりません。


 ある部分が育っていない子への教育は、比例型の伸びを示しますが、
 ある部分が育っている子への教育は、2次関数的な伸びを示します。

 最近、それを強く実感しています。





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Last updated  2013.10.09 01:01:18
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