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福岡市個別指導塾慶應修学舎の記憶「石橋の思考」

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2013.12.12
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カテゴリ:5期_2013-14
教育において、どうしても私たちは主観的になりがちです。
そのため、できるだけ客観的な立ち位置を保ちたいと私は考えています。
その一つの方法として、データを蓄積することに力を入れています。

例えば、毎年課している「ハイレベル100題+α」という課題がありますが、この100題は2004年から毎年一度も変わっていません。
なぜ、同じ問題を繰り返し出すのか?それは、私が集めたデータと経験則が一致しているときにこそ、
自分の主観が大きくずれていないという安心感を得られるからです。

データと経験が示す通り、今年の塾生たちは、偏差値65を超える力を発揮しており、
過去の塾生たちが達成した記録を次々と塗り替えてくれています。
これは、本当に素晴らしいことです。

私なりに分析をすると、今年度の塾生たちの成長には、ある特別な要因があると思っています。
それは、教えることを減らしたことです。
言い換えれば、彼らに与える「型」や「解法」を押し付けるのではなく、
彼ら自身が自分で解法を発見し、正解へと導いていく力が養われた結果だと感じています。

こうした姿勢を見ていると、私もつい「この解法はパターン化できるか?」とか、
「このテクニックを他の問題にも応用できるだろうか?」と考えてしまいます。
それは時に、少し情けない気もするのですが(苦笑)、
結局、私が学ぶことも多いのです。

教育は一方通行ではなく、互いに成長し合うものだと、改めて実感しています。
生徒たちの独自の解法を見て、私自身も新たな発見をしています。
その過程が、私の教育方法に対する確信を深め、彼らが自信を持って成長できる環境を作り出しているのだと思います。

今後もデータに裏打ちされた分析と、柔軟な思考をもって、
一人ひとりの塾生が持っている可能性を最大限に引き出せるよう努めていきたいと考えています。
そして、彼らがどんな形で成長していくのかを楽しみにしています。





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Last updated  2025.05.07 22:51:52
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