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カテゴリ:6期_2014-15
季節の空気が少しずつ冷たくなるこの頃、私たちの教室にも、またひとつ特別な空気が流れはじめます。ハイレベルクラスでは、高校の内容にも少しずつ触れながら、特に英語や数学において、ぐっと深い学びへと進んでいきます。手応えを感じる生徒もいれば、思わぬ壁に立ち止まる生徒もいます。それでも、誰もが確かに、一歩一歩、前に進んでいます。
この時期は、受験生にとって、心・技・体すべてのバランスが大切なとき。 心は焦りや不安に揺れ、技は日によって冴えたり鈍ったりし、体は疲れが溜まりやすくなる。完璧な日など、ほとんど訪れないかもしれません。 それでも、今日の自分を受け入れることが、何より大事です。 今日の調子が良かったとしても、悪かったとしても、それらすべてが、未来の自分を形づくる大切な「経験」になります。 泣きたくなるような悔しさも、なぜか力が湧いてくるような喜びも、すべてが「物語」の一部です。 そしてその物語は、きっと、数か月後、数年後に、大きな感動を呼び起こすでしょう。 そう考えると、不調すらも、愛おしく思えてきます。 うまくいかない日があるからこそ、自分に優しくなれる。誰かの苦しみに、そっと寄り添える。そんな人に、きっとなれるはずです。 一方で、高等部では、指定校推薦で進路を決め、次のステージへと旅立っていく仲間たちもいます。 顔つきが少し大人びて、背中には未来への覚悟を感じる――そんな姿に、こちらまで胸が熱くなります。 そして、あとひと月もすれば、中学受験を皮切りに、本格的な受験シーズンが始まります。 教室中に、緊張と期待が入り混じった独特の空気が広がり、一人ひとりの物語が、いよいよクライマックスへと向かっていきます。 受験というと、「戦い」とか「勝負」といった言葉が浮かびがちですが、私はこの季節を「楽しみな季節」だと思っています。 努力を積み重ねた人にしか味わえない、特別な時間。 壁にぶつかっても、うまくいかなくても、最後の最後まで、自分を信じて歩み続ける。 その姿こそが、本当の「成長」であり、本当の「強さ」だと、私は信じています。 小さな今が、大きな未来をつくる。 今日の一歩が、未来の自分にとって、かけがえのない一歩になります。 だから、大丈夫。 今日もまた、あなたの物語が一歩進んだのだと、優しく胸を張っていきましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.04.26 16:27:52
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