529702 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

福岡市個別指導塾慶應修学舎の記憶「石橋の思考」

福岡市個別指導塾慶應修学舎の記憶「石橋の思考」

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2025.04.09
XML
カテゴリ:思想
思い通りにならないことばかりだ。

やろうと思ったことができず、頑張っても結果がついてこない。努力は空回りし、人の期待にも、自分の理想にも届かない。そんな現実が、まるで意地悪のように、何度も何度も繰り返される。

人生には、そういう時期がある。
もがけばもがくほど深みにはまり、出口の見えないトンネルの中に置き去りにされたような、あの重苦しい時間。焦り、苛立ち、そして時に、自分を責めたくなる。

でも、ふと思う。
そんな思い通りにいかない日々の中で、実は少しずつ、確かに育てられている自分がいるのではないかと。

うまくいかないからこそ、自分の弱さと向き合わざるを得なくなる。
他人の親切や励ましが、胸にしみるようになる。
何でもなく見えていた「普通の人たち」が、実はどれほど努力して立っているのかに気づかされる。
そして、自分もまた、誰かにとっての「支え」になりたいと願うようになる。

そうして少しずつ、人は優しくなれる。
思い通りにいかないことで、人間の器が広がっていく。
強さとは、成功を積み上げることではなく、失敗に折れず、他人に学びながら、自分を更新し続ける力のことなのかもしれない。

うまくいかない現実は、できれば避けたいし、できれば早く抜け出したい。けれど、そのもどかしい日々こそが、確かに私たちを人として成長させている。

人生は、まっすぐではない。
でも、その曲がりくねった道の先で、ふと振り返ったときに、「あの時間があってよかった」と思える日がきっと来る。
だから、今日もうまくいかないなと思ったとしても、その不器用な日々を、どうか大切に歩んでいきたいと思う。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2025.04.09 16:24:57
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X