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カテゴリ:経営論
「努力すれば報われる」——そう信じたいけれど、現実はそんなに甘くはない。どんなに頑張っても、結果が出ないこともある。逆に、何もしていないように見える人が、思いがけない成功を手にしていることもある。
こういう時、人はつい「結局は運じゃないか」と言いたくなります。 でも、私は思うのです。 運だけで成功することは、ほとんどない。 だけど、本気で努力した人には、運が味方してくれることがある。 それが、「人事を尽くして天命を待つ」という言葉の、本当の意味なのではないでしょうか。 ■ 「人事を尽くす」とは、自分に嘘をつかないこと 努力をするというのは、単に「頑張ること」ではありません。 もっと深いレベルで、「自分に正直であること」です。 やれることはすべてやった。 逃げずに向き合った。 失敗するかもしれないという不安に打ち勝ち、「今できる最善」を重ね続けた。 そうして初めて、人は「人事を尽くした」と言えるのです。 だからこそ、問われるのは結果ではなく、“自分に嘘なく全力を尽くせているか”という一点。 結果がどうであれ、本気で取り組んだ経験は、絶対に自分の中に何かを残してくれる。 勝っても負けても、心から納得できるのです。 ■ 「失敗を恐れる時点で、全力ではない」という真実 ある人がこう言いました。 「“失敗したらどうしよう”と考えているうちは、まだ自分の力を出し切っていない」 これは厳しい言葉に聞こえるかもしれませんが、実はとても優しい本質を含んでいます。 人は、本気で何かに没頭しているとき、「失敗」という言葉を忘れます。 怖いとか、恥ずかしいとか、損得とか——そんな感情すら飛び越えて、ただ目の前のことに心を注ぐ。 まるで、子どもが夢中で絵を描いているように。 そしてその状態こそが、最も美しく、最も力を持つ“全力”の姿なのです。 ■ 運に助けられる瞬間は、偶然じゃない 全力で努力を続けてきた人は、ある日、思いがけない“運の後押し”を受けることがあります。 それは、偶然ではありません。 “運”とは、見えない誰かが手を差し伸べてくれることではなく、自分が積み重ねてきた行動が引き寄せた「ごほうび」なのです。 どこかで誰かが見ている、なんて言うと陳腐かもしれません。 でも、世の中は意外と優しくて、まっすぐに生きている人のことを、ちゃんと覚えていてくれるものです。 ■ まとめ:人生に必要なのは、「覚悟」より「誠実さ」 「覚悟を決めろ」と言われると、ちょっと怖くなりますよね。 でも私は、それよりも「誠実に向き合おう」と伝えたい。 誠実に、自分の想いと行動を一致させる。 目の前のことに、手を抜かず、丁寧に向き合う。 その繰り返しが、やがて運を呼び、誰かの心を動かし、人生を変えていく。 もし今、何かに挑んでいるあなたがいるなら—— どうか、自分にだけは嘘をつかないでください。 そして、誰よりも自分の味方でいてください。 あなたの「全力」は、必ず、どこかに届いています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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