花嫁さんは当日入館11時ということで。
余裕を持って式場へ向かいました。　家を出る前の
三つ指ついて「お世話になりました」はやらなかったのだけど（というか、おかんと妹は美容院に行っていてご挨拶は無理だったのですよ）前日の夜、べそべそと涙をこぼしながら両親と妹、祖母へはそれぞれ手紙を書いて、渡しておいたのです。

式場について美容室へ入る前に
（そうだ、担当さんへ一応挨拶しておくか…）と呼んでもらったところ、担当さん、駆け足で出てきて「すごい、たーくさん祝電きてるよ、見て、見て！」とダンボールを抱えてきてくれたので、早速中身を拝見。　blog友達の皆さんのお名前、祝電を送ってくださる方の名前を家を出る前に確認しておいたので

「あっ、○○さん…」「これは◇◇さん…」と、いつものイメージを思い出しながら、ひとつひとつのメッセージを読み返すことができました。　祝電を送って下さった皆さま、本当にどうもありがとうございました！　最初にあたたかい言葉に触れられたおかげで、この慌しい一日を勇気百倍で乗り切ることができました。

さて、祝電を拝見して、ぬいぐるみやカードを受付に飾ってもらうようにお願いして、花嫁は美容室へ。　ここからは流れ作業で、時間通りに持ち込んだ色内掛を着せ付けてもらって、かつらもしっかりかぶせて、化粧も着物モードにしっかり塗って、花嫁をひとり完成させてもらわなくてはなりません。　大安吉日のこの日、挙式は6組あって、花嫁も6人いたわけで。　ちなみに私は3人目でした。

慌しい空気の中、でもさすがにプロで時間通りに仕上げてもらって、あっさりと着付けを済ませた相方と合流して、家族も時間ぎりぎりだったけれど駆けつけてきて、時間通りに親族が集合しました♪　ここからまずは親族紹介の儀式（？）があります。　とりあえず親族控え室にて相方と一枚。

　親族控え室にて。

つつがなく親族紹介を終え、結婚式を行う神殿へ。
親族控え室から神殿まで、ほんの数百メートルですが、親族が行列を作って歩きます。　これがやりたくて神前式を選んだというのもあったし、お天気がこの時だけでも雨が上がれば…！と思っていたのですが、お友達の皆さんの思いが通じて、雨は上がって明るい曇り程度の天気に持ち直しましたヽ(´ー｀)ノ　ここぞとばかりに行列を作って、いざ神殿へ…　花婿、花嫁は行列の最初のほうです。

　　行列の中をしゃなりしゃなりと…

結婚式当日の花嫁には介添さんというお世話をしてくれる人がつく、というのは聞いていたのですが、私を担当してくださった介添さんは、経験豊かで上品でとても綺麗な人でいい人にあたってよかったな～とほんと、思いました。　誰に当たるかはわからないし、相性ってありますものね。　いろいろと手助けしていたたいて、助かりました。

神殿までは神社の境内を通っていくのですが、今日は11日、「酉の市」という1がつく日のお祭りというか、市が出ている日で、かつ11月ということで七五三の家族連れが多く、人ごみでごった返す中を行列はしずしずと（ってまあめっちゃざわざわしてましたけど）進んでいったわけです。　当然、周りのおじちゃんおばちゃんは注目しまくりで「花嫁さんよー」「おめでとう！」「キレイねえ」とたくさんたくさん声をかけていただきますし屋台を出している威勢のいいオジサンが「拍手！」と号令をかけてわーーっと拍手をしてくれたり、本当に見知らぬたっくさんの方々から祝福していただきました。

普段の私なら、もーあわあわしちゃってドキドキでガクガクで(((( ;ﾟдﾟ)))　嫌な汗を大量にかいて挙動不審になるとこですが、その時は不思議と緊張はしなくて、静かな気持ちで、こんなにたくさんの方々にお祝いしていただけることがありがたくて、嬉しくて、皆さんにお礼を言って回りたい、やさしい気持ちになっていました。　あんな風に口々に褒めてもらったり、お祝いしていただくことってそうそうないと思います。

さて、結婚の儀が始まりました。
親戚が全員神殿の中に入り、着席してから、誓いの言葉の奉納や三々九度などが執り行われます。　我々は控え室で、誓いの言葉を音読するようにと言われたので相方はめっちゃあせってましたが、紙に書いてある言葉をその場で音読し、奉納するのですね。　花嫁は自分の名前を言うだけなのでお気楽でした。

そして三々九度。
いち、に、と手をあげて口とつける形だけして、三回目で杯を空けるのですが、普段なら何の気なしにできることが着物を着ていると難しいっ…（＞＜）！　いやいや、筋肉痛になりそうな二の腕の重さでしたな！

　　三々九度の様子


無事に結婚式を終え、また境内を通って、会館に戻ります。
さてさて、次はゲストを迎えて披露宴です☆