キャメロットというアメリカのメロディクメタルバンドのアルバムを初めて買った。この手のジャケットに弱い。全く聞いたことがないバンドで、まあ今までの経験からすれば「はずれ」だろうなとは思っていたが、いやあまいった。なかなかどうして「聞かせる」よ。まだ全16曲を12曲しか聴いていないが、これは「あたり」だね。かなりハードなギターリフの上にドラムとベースがこれでもかと超絶技巧でのってくる。そこにテクニカルなヴォーカルが・・とくればどうしてもドリーム・シアターを思い出す。そう、よく似ている。だから気に入ったのだ。音は似ていても、曲作りはちょっと違う。こっちの方がやや「売れ線」のメロディかなあ。サビのコード進行なんてよくあるものを使っているし。その辺りはハロウィンにも通じるものがある。「美旋律の宝庫」「捨て曲なし」「超絶技巧」「一大コンセプトアルバム」「プログレッシブ」・・・といううたい文句にだまされて数多くの駄作を買ってきたけれど、今回ばかりは珍しく当たりだったようだ。ふーん、キャメロットか、なかなかやるじゃん。