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5時間も幸せな時間を過ごせて、ニューヨークに来てよかったです。
私の好みをちょっと覚書。 一押しは「トロイヤの人々」のラブデュエット。 ポレンザーニの甘い声と、スーザン・グラハムの豊饒な声と、ベルリオーズのシンプルなメロディーラインにフランス語が生きる和声。 本当に美しかったです。 そして「十字軍のロンバルディア人」のトリオも最高! 歌手は3人とも揃ってるし、レヴァインの指揮はマジカル! アンジェラ・ミードは凄い! 生で聴くと声の密度の濃さがダントツで、あんなに難しいのに正攻法で真正面から歌ってて神! 前の日に聞いたドンナ・アンナも素晴らしかったし。 さらに大好きなヨンチェヴァが「ラボエーム」のミミとロドルフォの出会いの場面を演じてくれて嬉しすぎる!!! ヨンチェヴァがすばらしいのはもちろん、相手役のカレヤも絶好調。 本当に恋が始まりそうでした。 ヨンチェヴァは花がありますね。 今日もお散歩の間ずっとニューアルバム「Handel」聞いてました。 ソロではカマレナの「連隊の娘」のCs9連発完璧。 笑顔いっぱいで歌ってくれて、拍手の量では一番だったかも? ジョイス・ディ・ドナードの「セミラーミデ」のセミラーミデ役のアリアを超高速・正確無比に転がしてくれて感激。 アジリタはまずは正確に一音ずつ全部聞こえなくてはね。 逆にちょっと残念だったのは、ダムラウとグリゴーロ。 二人とも好きな歌手ですが、今回の歌い方は好きじゃないです。 変です。違和感ある。 声を作りすぎると言うか、表現し過ぎると言うか・・・ 共演が多いからそっちの方向に行っちゃったのかなあ。 でも二人とも拍手はすごく多かったです。 ダムラウの日本公演もチケット買っちゃったけど、前の歌い方に戻ってるといいなあ~ それからネトレプコはマクベス夫人と蝶々さんを歌ったのだけど、役の前にディーヴァのオーラ在りけりでした。 違和感ありました。 でも大拍手でした。 私がひねくれているのかな? ルネ・フレミングは息が浅く調子悪そうでした。(Porgi Amorだから目立つ) 明日「薔薇の騎士」を見ます。 これでオペラ引退(コンサートは続ける)とのことで、もっと全盛期に見ておけば良かった。 隣に座ったマダムは涙ぐんでました。 METの観客に愛されているのですね。 やっぱりと言うか、気が付いたのだけど、今一番好きなテノールはマシュー・ポレンザーニです。 明日の「薔薇の騎士」にもテノール歌手役で登場するので楽しみ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 9, 2017 02:57:41 PM
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