2005/10/05(水)23:16
望まれて生まれてこそ。
半期に一度の切り替えと言うことで、
新入生がたくさん入ってきた。
1歳半健診からつながることが多いこの教室は、
実は待機者がたくさんいる。
今回の新入生はそんな待機者がこぞって入ってきた。
今月の健診で誘った人たちは、
また次回まで待機というのだから、
まあ繁盛してますなあ。
療育や親の関り方を勉強する教室であるから、
そんなに人が多くて喜べるものではない。
前から多いのか、最近増えたのか…。
最近は母から育児にイライラするという訴えが増えてきたそうだ。
私も健診に関っているところでは確実に語彙数が減っている。
多動や落ち着きがないという訴えも増えている。
目が合わなかったり、関ろうとするとすり抜けてしまったり…
というのも増えている。
子どもは減っているのに…。
実際に増えたのか、見る側の目が肥えたのか。
本当に障害があるのか、育児環境の問題なのか。
団塊の世代。
今、小さな子どもを育てる親のそのまた親は、
この団塊の世代である。
男女平等に社会進出。
高度成長期。
核家族化。
元々関りにくい子どもたちなのに、
親が子どもをうっとおしいと感じていたり、
子育てに向いていないと感じたり、
自分の自由な時間をものすごく求めていることが多い。
たまたまこの教室だからそのような人も多いのかもしれないが。
子どもの問題以前に親が親になれるように援助しなければならない。
親なんてはじめから親じゃないんだから、
子どもと一緒に親らしくなればいい。
でも、基本は我が子をかわいいと思っていてこそである。
団塊世代の子ども…。
私はちょっと外れているけど、
例外ではないなあ。
確かに子育ても大事だけど、
自由な時間や自己実現、社会的に認められることに魅力を感じる。
子育てしながら働くことも悪いことだとは思わない。
ただ大事な時期働き方をセーブすることは大切だと思う。
だってもったいないじゃないの、かわいい時期子どもをながめていられないのは。
結婚したらマニュアル的に子どもを作る。
作るつもりじゃなかったけどできてしまったから産む。
欲しくないのにいつの間にか親をやらされていることが、
やはり子どもに悲劇を生む。
やはり子どもは望まれて生まれてこそ幸せだなあ…と思う。
それは障害あるなし関らずである。
母が仕事をしていようがいまいがである。