何かのきっかけでひどく落ち込むと、"心ここにあらず"という状
況になります。
この慣用句は「心不在焉、視而不見、聴而不聞、食而不知其味」と
いう中国のことわざ「心焉に在らざれば視れども見えず」（こころ
ここにあらざればみれどもみえず）からきているらしいです。
意味としては、心が他のことに奪われていれば、たとえ視線が物に
向かっていても、その物が目にはいらない。正しい事に心を集中し
なければ、身を修めることはできない。
（出典：「礼記－大学」「心不在焉、視而不見、聴而不聞、食而不
知其味、此謂修身在正其心」）
とかく心は、どうにもならないことに向けられて、ともすれば行動
をフリーズさせてしまいます。
こんなとき役立つのが自分を俯瞰して観る（幽体離脱して自分を外
から眺めるようなイメージ）ことではないでしょうか。
鏡を見るのもひとつの方法ですね。
ひどくショックを受けたというような、ある意味緊急事態に限らず、
行動は無意識に行われていることが多く、感情に流されやすいです。
ですから、俯瞰は習慣的にできるようにしておくといいと思います。
そして自分にこう質問します。
「どんな気分？」
「その気分のままならどうなる？」←（マイナスの結果）
「どうしてそうなった？」
「どうすればいいと思う？」
「それをしたらどうなる？」←（プラスの結果）
過去にこだわったり未来に不安を感じたりして、思考停止に陥って
しまったら、この俯瞰が役立ちます。
カタギの人もそうでない人も、喝を入れられる動画をみつけました。
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