違法献金:「未来研」からは小沢氏側に集中 専用ダミーか
違法献金:「未来研」からは小沢氏側に集中 専用ダミーか 小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で、準大手ゼネコン「西松建設」OBが代表を務めた二つの政治団体のうち「未来産業研究会」(未来研)の献金先が陸山会など小沢氏関連の三つの政治団体に集中していることが分かった。東京地検特捜部は未来研が小沢氏側への高額献金用に作ったダミーだった疑いがあるとみて、小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(47)らを追及している。献金の実態を解明するため、小沢氏からも任意で事情聴取する方針。 西松建設から小沢氏側への献金の流れ 西松側が企業献金の隠れみのにしていたとされるのは98年に設立された未来研のほか、95年設立の新政治問題研究会(新政治研)。いずれも同社営業管理部長経験者が退職後、代表に就任し、06年末に解散した。 政治資金収支報告書などによると、両団体は解散までの十数年間に計約3億8500万円を与野党議員に献金し、約9300万円分のパーティー券を購入した。新政治研は小沢氏を含む与野党議員や地方自治体首長らに幅広く献金していたのに対し、未来研の献金先は▽陸山会▽民主党岩手県第4区総支部(02年まで自由党岩手県第4区総支部)▽民主党岩手県連の3団体に集中。02年以降でみると、3団体に1400万円以上を献金したが、他の政治家にはパーティー券購入を除き、献金した実績はない。 捜査関係者によると、西松建設は90年代半ば以降の十数年前から小沢氏側に年2500万円前後を献金するのが慣例化し、総額約3億円に上る。大久保容疑者が小沢氏の秘書になって以降は同社総務部と協議し、どの団体を使って献金を受け取るかなども細かく取り決めていたという。 特捜部もこうした事実を把握、大久保容疑者が政治家個人への企業献金が全面禁止された00年以降も、西松建設からの違法な献金と認識した上で、政治資金収支報告書に未来研や新政治研からの献金だったと虚偽の記載をしたとみている。 証拠、自白は得られそうにありませんが・・・黒に近いグレーである以上 進退問題に発展しますね。★ 社会問題 ★