最終日

　　　　　　　　　　　　　《最終日》

この日で最終日。
長くて短い旅行でした。

朝、宿を後にするときにダーリンがピンキーリングを左の小指につけてくれました。

そして、買っておいた私からのプレゼントの名刺入れをあげました。
ちょっと驚いた様子でしたが、喜んでくれたようです。さっそく、中身をうつして胸のポケットに入れてくれました。

ダーリンはこの日も午前中は仕事なので、わたしは買い残したものを買いに有楽町までいきました！

先日みた三越のアジアンタムの黒いスカートがあとになって欲しくなり、悔いが残ってはいけないのでとうとう買いに行きました。
今日帰ってしまうし、買う前提で試着したので、値段を見ずに会計したら、27000円でした！！
びっくりしたぁ～～～
生まれてこのかた、スカートごときにこんなにお金かけたことがないので、ちょっとビクビクでした。

お店のお姉さんに聞いたら、なんと、地元のデパートにもあるそうで、それなら帰ってから買えばよかったかなと思ったけど、一緒に買ったTシャツは先行発売でここにしかないものだそうなので安心しました＾＾無駄足じゃなかったと言い聞かせる私。

その後、合流してお昼ご飯はまたまた中華街へ。

こないだは夜の中華街だったけど、今度は日曜日とあって、昼の中華街も並ぶお客さんでいっぱいでした。
2100円のコースランチを食べました。
私が昨日しでかしたことのお詫びと、連れて来てくれたお礼を込めて私のおごりです。

8品くらいあったかな～？お腹いっぱいでたべきれないくらいでした。

ここで、また一つ知った事。
ダーリンは酢豚が苦手みたいです。梅干やすっぱいものが苦手なんだそう。
でも、がんばって何個かはたべてました。

電車の中でいろんな話をしてくれました。

「横浜を通ってる１号線は大阪まで続いてる。そしてそこから2号線が始まって福岡まで続いてそこからが3号線だよ…」

すごいと思いません？？
当然なのかもしれないけど、道ってそうやってつながってるって考えたことがなかったので、すごく新鮮で、感銘を受けてしまいました。

線路の幅の話。

近下鉄を待ってるときにしてくれた話なんですが、
「電車の線路の幅よりも地下鉄の線路の幅のほうが狭いんだよ、こんど地上の電車の線路の幅をみてみて」

そんなとこ、みようとしたことすらありませんでした。
男の人の視点なんでしょうか？彼の視点なんでしょうか？

私は彼に何かしてあげれたのかな？なにを教えてあげられたのでしょうか？

そして、羽田に。

帰りたくないな～

でも、なんだか変。
昼ご飯のときといい、今日はずっと不機嫌だ。口数も少ない。
何より、目が怖い。やっぱり怒ってるみたいです。

そして、帰りの飛行機にとどめを刺されました。

帰りも座席が違うんですよ～～（ありえーん）

しかも、行きと同様、私がとった席だけがぽっかり空いてるの。
またも、意気消沈し「座ったらだめかな」といってみましたが、「コンピューターが決めたことだから」と涼しい顔をしてました。

飛行中も、わたしの方はちらりとも気にすることなく、疲れてるのかぐっすり眠ってました。
私が隣にいなくて、彼はせいせいできてるのかも、と思いました。
改めて、「いったい私は何しにきたんだろう」と思ってしまう私。

ドリンクサービスで起きた彼はどうやらスープを頼んだ様子。
それをみて、少しでもそばにいたい、同じ状況に身を起きたいと思い、わたしもまねっこしてスープを頼んでみる。

きっと以前の彼ならこれをかわいいと思ってくれるに違いない。
でも、今は「重い」と思うのだろうか？

帰りの電車でも疲れた様子でした。
一分一秒でも早く帰りたそうでした。
彼の目が今までみたことない目でした。
嘲笑うような、冷たいような、なんと声をかけたらいいかわからない、そんな感じでした。

どうやったら、前のように戻れるんでしょうか？私がこんな風にさせてしまったのかなー？
ここんとこ、彼の笑った顔をみたかなー？
笑った表情が思い出せません。

昨日？おととい？それよりも前？去年？いつから？
なにが？どういうところが？どうしたらいいの？
嫌い？好き？好きじゃない？
どうしたいの？

聞きたいことは機関銃のようにでてくるけど、それをやってしまうと余計嫌われそうで怖いし答えを聞くのも怖い。

みんなが幸せになれたらいいのになぁ・・・。