2007/05/15(火)23:21
サン○オ ピューロランド 第一話 「妹」
「おねえちゃんは、おとうさんもおかあさんも独り占めしてきた。みんなにちやほやされて、いつも注目を浴びて!」
ミミィの悲痛な叫びがこだまする。そう、彼女はいつも届かない姉の背中を追っていた。そして追いつこうと努力した。でも何をやっても完璧にこなす、姉に届くどころか近づくことさえかなわなかった。
「だから・・・だからって・・・ダニエルをこんな・・・。」
手足を縛られ、顔にはいくつものミミズ腫れができた彼は、すでに疲弊しきり、時折、うめき声を上げるのが精一杯という状態だった。
「・・・でもね、もういいの。それも今日で終わるの。お姉ちゃん・・・いいえ、キティ・ホワイト。これ以上彼を苦しめたくなければ・・・」
そう言うと、再びムチを力いっぱいダニエルの顔に振り下ろした。ピシン!という軽い音に反し、重いうめき声とともに地面に鮮血が飛び散る。
キティはすでにその様子を見ることが出来ず、目を落とし、すすり泣くしかなかった。
だが、ミミィはというと、その様子をみて、よりいっそう暗い笑みを浮かべる。切り札はこちらが握っていると「思い知らせる」ために。
そう思い込ませなければ、はっきりいってこっちの分が悪いのだ、とミミィはよくわかっていた。
「なにが目的なの・・・」キティは小さく問う。そう、こんなことをしても彼女が満たされるとは思えない。
どうすれば彼を解放してもらえるのだろう?なぜ私ではなくダニエルに暴力をふるうのだろう?
その問いに、ミミィが静かに答える・・・。
「その・・・赤いリボンをはずして・・・私に投げてよこしなさい・・・・。そうすれば彼は解放するわ・・・。」
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つづかない
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知ってますか?キティの妹「ミミィ」を。最近じゃペットのネコにさえ負けるほどの知名度。
・・・まぁリボンの位置が真逆なのと、リボンが黄色い以外、キティと同じじゃしょうがないって気もしますけど。
そんなわけでちょっとダークなストーリーを展開させようと思ったのですが・・・。
やっぱ行き当たりばったりじゃ話にならないですね。読む気にもならないw
オチは二種類考えていたんですけど、もう一個は冗長すぎたんでこっちにしました。
サン○オからクレームが来たら消します。まぁ来ないだろうけどw