リンク先の「釣り人の会」と「渡良瀬漁協」の協同イベント【川鵜食害調査】へ参加してきました。 渡良瀬川支流の河川に天然遡上の鮭が産卵する場所があり、その場所を川鵜(以下カワウ)から守る作業のお手伝いです。 写真の矢印付近が鮭が産卵場所との事。人里付近なのですが・・・水中には稚魚も確認されました。 イベント参加者で竹を切って・・・杭とし、カワウ対策にネットを張っていきます。 ネット張りでウェーダーを着て川を渡るのですが、久々の川・・・なんだか少し嬉しくなりました。 途中、漁協の方が「鮭の稚魚が4cm程の大きさでいますよ。しっかりとパーマークもあります!」と喜んでいました。 (将来は遡上鮭を有効利用したいとも語っておりました) 私もしっかりと確認。流れの中でゆったりと泳いでいました。 現在、居着きのカワウは2匹とのこと。しかし、油断できずコロニーの渡良瀬遊水池付近から・・・数十匹の編隊で飛来してくることもあるとか。 ネットを水深のある淵から瀬にかけて数十m程張り、カワウ対策としました。 (カワウが着水と飛び立つのに滑空及び滑走距離がかなり必要とのこと。ネットを張る事で着水しなくなるとのこと) 渓流解禁の3月まではこのようにしておくそうです。 その後、場所を移動して下流の淵へ。 水深のある緩い流れでは小魚(恐らくハヤ)が群れていました。 写真では分かりにくいですが、相当稚魚がいます。私が近づいて少し逃げましたが・・・すぐに戻ってチョコチョコ動いています。 この淵へ、笹を束ねた物を沈めて・・・【魚の隠れが】を作る作業を行いました。 なんと対岸の笹をカットして戻ろうとした時に、粘土質の川底で滑って「ドボン!!」・・・胸まで浸かりました。 皆さんからは「まだ、泳ぐのに早いんじゃないの~」との声が・・・その通りでした(苦笑) 数カ所、上の写真の様な作業を行い・・・作業完了です。 その後・・・渡良瀬漁協事務所にお邪魔して、皆で川鵜について雑談。 コロニーについて、尺を越えたニゴイまで食べてしまう件・・・他。 中でも漁協の方の「カワウの食害は・・・東京湾などの干潟が無くなって、餌がなく海→内陸へやってきたんです。本当は人間の仕業なんですよね」 の一言が重く感じられ、徐々に各地で繁殖しているカワウについて・・・少し複雑な気持ちになりました。