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カテゴリ:釣り雑談
娘が誕生した際に皆様から頂きましたコメント、誠にありがとうございました。只今、週末の退院に向けて頑張っております。
と、暫く釣りに行けないようですから・・・「オモリと引き釣り」について少ない経験からですが仮定と雑感を少し。 一般に「自然な泳ぎが一番!」といわれるように・・・泳がせでも引き釣りでも、如何に自然な泳ぎとするかが釣果に差が出るところ。 (僅かにオバセを入れて釣る引き釣り泳がせは泳がせ釣り系であると考えてます) ご存知だとは思いますが・・・泳がせでは糸フケ(オバセ)を操作し、引き釣りでは直接オトリの鼻を引き操作します。 解禁時の魚影の濃いところやサラ場の鮎釣りと違い、お盆を過ぎると・・・渇水、プレッシャー及び抱卵等のため、綺麗に泳がせor綺麗に引かないと中々掛かってくれず苦労します。 私もよく経験しましたが・・・引き上げたとき、鮎がイヤイヤをした場合は滅多に掛からないものでした。 以前、オトリ鮎の操作方法を航空機=滑空機に例えました。今回もその考えで進めていきます。 そして、私が最も注意しているのがヤマメと同様、水流の向き【筋】です。 野鮎は普通、水流に対して正面を向いて泳いでいます。これは前方投影面積を最小にしている状態でもありますから・・・滑空機も同じですね。 滑空機の場合、無理に旋回しようととして操作方法を強引にすると【滑り】という状態になり、高度低下を招きます。 ※【滑り】:正面からの気流に対して機首方向が一致しておらず、機体が気流に対して、横(斜め)に滑っていること。この状態になると抵抗が増し、高度低下を招く。 鮎に当てはめて考えてみると・・・引いた時に筋(水流)からズレるように引いた状態のことを差します。 先に説明した通り、滑空機の場合は抵抗が増し、高度低下を招きます。鮎の場合は感じ取ってイヤイヤしたり、重力より浮力の方が強いと仮定すると浮きやすくなるのではないかと推測。 ただし、この横滑りを利用する方法を使って私は鮎を狙った筋へ送り出していますし、皆さんも実践されていると思います。 また、カニ横と呼ばれる釣法も横滑りを使った状態だと思います。 (ただし、イヤイヤしない程度の横滑りでしょう) よって「穂先合わせ」と呼ばれる事項がかなり重要であり、ベタ竿としているのも縦方向の滑りを最小にする為ではないかと解釈。 ただし・・・絶対に滑らせないというのは、なかなか容易な操作ではありませんし・・・私もまだまだ練習中です。 引き釣りにて横滑りを低減する方法としては、シッカリと竿を寝かす、筋に穂先を合わせ、出来るだけ45度以下の鋭角とすることが理想でしょう。 極端な下竿(135度以上)でも同様の効果がありますが、穂先パワーがない竿だとケラレ、バレが多発しますし・・・何より取り込み時にタメが効かないので身切れ多発、そして遠距離からの抜きとなりミスとなる場合が多いと思います。 そしてオモリの効果ですが・・・「オトリを拘束する」とともに多少筋がずれて(横滑り)いてもオモリが支点?というか滑り操作の緩和となっているのでは・・・と私は考えています。 オモリを支点に鮎がいるわけですから、釣り人の筋が多少ズレていてもある程度は粗い操作を吸収している・・・と予測。 ここまでの仮説を図にまとめてみます。 (A:筋に対して綺麗に引かれている状況、B:横滑り状態、C:オモリ装着時) もちろん、オトリ鮎の滑りが最小で引きの当て舵がしっかりとれていれば、オモリを極力小さく出来ると思います。 ではなぜオモリ無しの引き釣りに私が拘っているか・・・というと、手返し、オトリ感度、仕掛けのシンプル化なのです。 手返し、仕掛けについては説明無用、オトリ感度についてはオモリがない方が【抜群に良い】と毎回痛感しています。 特に引いている時の「プルル、グルッ」という手感も非常に重要。自分はまだまだ有効活用できていませんが・・・ノーマル仕掛けの方が前アタリ、オトリ元気度がハッキリと伝わると感じています。 更に余談ですが、天秤持ちで自分よりも遥か下にオトリを送り込んで安定するのは、短く持つ事で穂先ブレが抑えられ底に安定(横滑りしにくい)、オトリ感度が上がりフィードバックしやすいからだと推測。 よってノーマル仕掛けによる引き釣りをマスターする事が・・・他の釣り人に攻められた場所にいる【追いの弱い鮎を釣りきる技術】を習得する上で必要な事だと考えているのです。 ・・・次回は「泳がせ釣りについて思うこと」について書いてみます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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