2009/12/21(月)12:46
【鮎渓流】仕掛け作成治具の塗装
ラインホルダー(編み付け器)自作の後は・・・数年前に作ってそのまま使用している「仕掛け作成冶具」を漆塗りとすることにしました。
実使用上、原木のままだと色が白っぽいのでラインが見え難いことと、どうしても手垢で汚れてくることについての対策でもあります。
合わせてラインを引っ掛ける8mmのアクリルパイプをカヤの板から棒を削りだして作成。
鉋で荒削りをしてから、ドリルにくっつけて「ガラガラ・・・」と紙やすりで研磨して丸棒を作りました。折角ならば木材で・・・というのが理由です。
丸棒は辺材のため漆を吸って真っ黒になりましたが、結果的には糸が見えやすくなったと思います。
原木は「みみ付き節あり」のブナ材。節があるため適度に湾曲しており・・・又、みみを研磨し過ぎないようにして漆を塗ったので、所々道管が目立ちます。
漆塗りは10回と決め、8回目あたりから研磨→塗りの工程をしてみました。
表面、みみの部分は鏡面手前まで磨きましたが、実使用では瞬着が落下することもあるため、適度に磨いただけです。
紅葉樹でざらつきのある木材だったのですが、研磨した結果・・・塗膜の薄い部分は深い赤のようにも見えます。
取り急ぎ、作成から時間が掛かりましたが・・・冶具の塗装によって何とか完了。これもホルダー同様に一ヶ月くらい干したあと実使用とするつもり。
現在は錨ハリ固定冶具、タモの再塗装・・・オフシーズンを気長に過ごしていますが・・・寒暖の激しい日は漆がヤケを起こすので乾燥室の調整が大変になってきました。
木工道具もコツコツと揃えたものを砥いだり、夜長を満喫して過ごしています。