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<今日の枕本>タイトルを見て???と思われた方も多いかもしれない。実はこれは今から約90年前、大正時代の新聞紙上身の上相談に寄せられた主婦の悩みなのだ。
大正四年、主婦A子さんは28歳の夫が、朝飯を食わずに牛乳壱合を飲んで出勤、帰宅して夕食後、みかんを一度に20個食べると言って真剣に心配し「何か衛生上悪いことはないでしょうか…」と悩んでいる。どうやら1月だけでも一人で5箱のミカンを食べてしまったらしい。 これに対する新聞社の回答員の答えがまたキレている。「ミカンだけでは体のために良くありません。りんごも食べるようにお勧めなさい」ときたもんだ。 大正時代の読売新聞で全国に先駆けて始まった、新聞紙上身の上相談コーナーの記事を集めた「大正時代の身の上相談」(カタログハウス編)は現代に生きる私達にとっては呆気にとられるような「真剣なお悩み」が129人分収められている。これを読んでいると、これくらいのことでここまで悩まないで済む私たちって実はシアワセかも?と思えてしまふ。 他にもこんな相談が…■接吻されて汚れた私 ■養子に行けと手相に出たが ■自由結婚なんていや ■心が美しすぎる妻 ■祭りの費用を払わぬ夫 ■理髪店で二度も耳を切られた ■毎日ひまですることがない… 昔の人の悩みごとをひもといてみたい方は、一読されてはいかが?ちくま文庫からでています。 <今日の園芸作業>今日は終日とても強い風が吹いていた。広い方のベランダにおいといた小さな植木鉢たちが飛ばされてやしないかとひやひやしたが、なんとか無事なようだった。つるバラたちの新枝も折れる被害はなかったようだ。 種が飛んであちこちの植木鉢からオニのように生えていたビオラ、昨秋一つづつポリポットに植えておいたのを寄せ植えにしてみた(こういう平日の園芸は大抵夜中の作業だ)。先祖返りなんだろうか、紫・白・黄色の三色すみれだったはずなのに、黄色や紫の単色の花が咲いている。まあ、目先が変わっていいけれど。 数カ月ベランダで放置してたため絶望視してたオリエンタルポピーは健気に新芽をのばしていた。こういう生命力を見せてもらうことで、いつも植物から元気をもらってる気がする。こいつら頑張ってるからあたしも頑張らなきゃ!と気合いが入ってしまうのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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