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「ホロゴン讃歌」     HologonUltraWide 至高のレンズがあれば、写真家いらず

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2008/03/09
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カテゴリ:ホロゴン異聞

ホロゴンウルトラワイドを手に入れて一週間後、最初のフィルムが現像できて、

わくわくしつつ、ライトボックスにポジを載せて、仰天しました。

ソーセージのようなものが画面両側に写ってる!

指! カメラをホールドしている自分の指だったのです。

カメラの形をご存じの方は、不思議に思われることでしょう。

レンズは周囲の壁よりも確かに2ミリ近く埋め込まれているのです。

それなのに、ボディを持つ指が写る!

その理由は未だに不明。

ウルトラワイドを初めて使う方、手が、ボディ前面にはみ出ないように気をつけてください。

きわめて不安定な持ち方なので、慣れるのに時間がかかります。

でも、ご心配なく、必ず慣れます。

その後、クラシックカメラの権威のMVを観て、椅子から転げ落ちそうになりました。

かねてから「ホロゴンウルトラワイドはクラシックカメラのカリスマだ」と標榜している写真家。

ホロゴンのすごさをご機嫌で説明しつつ、

両手でしっかりと握りしめたカメラのシャッターを盛んにお切りになっていました。

これじゃ、ソーセージが画面両側に4本ずつしっかりと写ってしまう!

ただ一つ思う浮かぶ理由は、この方、三脚かそれとも付属のホルダーを使って撮っていたので、

このカメラがソーセージ製造器であることをご存じない?

あんなにもホロゴンのすごさを随所でお書きになっている方なのです、そんなはずはない。

というわけで、この理由も未だに不明。

さらにその後、ソウルで撮影していたときのことです。

中年の韓国人男性が近づいてきて、にっこり笑って、

「珍しいカメラをお持ちですね、ちょっと触らせてもらえませんか」

怪しい人物ではなさそうと判断して、快く応じますと、

この御仁、なんと両手をボディ前面よりも後ろになるようにホールドしているではありませんか!

使ったことのない人がそんな不安定な持ち方をする可能性はゼロに近い。

この理由もまた不明。

というわけで、今日の一枚はこれにしました。「案山子」

たしかに指は写っていないでしょ。


080310案山子[8].jpg





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Last updated  2008/03/10 01:26:52 AM
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