「ホロゴン讃歌」　　　　　HologonUltraWide　至高のレンズがあれば、写真家いらず

海津の町の入江中央あたりに海津漁協があります。

本日は、漁協三景を取り上げてみました。

湖からの風を防ぐためでしょうか、海老茶色に塗られた扉が魅力的。

折からお昼時、食堂を探したのですが、豪勢な料亭ばかりあって、

私たち一行に分相応な安食堂はついに見つかりませんでした。

しかたなく食料品店でパンを仕入れ、

湖岸に座って、昼食としましたが、琵琶湖にはこのスタイルが一番似合っていたみたい。

5月のそよ風に吹かれながら、仲間と一緒に食べると、粗食もご馳走。

海津は初めてという仲間が多かったのですが、

私は実はすでに3回ばかり来ています。

古びた扉や塀が大好きなので、来るたびに漁協の扉は撮ってきました。

冒頭に書いたように、往時の勢いを失いつつあると感じるのは、

いつ来ても、人は居ないし、扉の「海津漁協」の文字もどんどん薄れつつあるからでしょうか？

高齢化社会がこの海津港も浸食しつつあるようですね。

人間もそうですが、美しく老いる人も居れば、そうでない人もいます。

海津漁協も、さすが気っぷの良い漁師たちの組合だけあって、

こころなしか、いなせに美しく老いて行くように思うのですが、

いかがでしょうか？